映画館でエンゲージメント動画広告(ブラジルの化粧品ブランドnatura 他) | 椿ブログ

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ブラジルのデジタルマーケティングを聞くなこの人に聞け!というくらい有名な @marthagabriel が来日し、夫がセミナー参加してきたのでそのフィードバックで面白かった事を書きます。

ブラジルのマーコムは驚くほどクリエイティブな物が多い。特にブラジルは動画のマーコム事例を良く見ます(消費者として)。ブラジルでは国民性が動画と相性が良いらしく、動画視聴時間も世界一。テキストよりもバナーや動画の効果が数倍良い国。だいたい家PCにはwebカメラがある。そういう点からなのだと思います。

さて今回紹介する事例ですが、naturaという老舗化粧品ブランドがヘアケアのプロモーションを映画館で実施したもの。

女性はみんな褒められたいよね。特に髪の毛キレイって言われたいですよね。

今回、映画チケット販売会社とコラボして、希望者には髪を褒めるメッセージを伝えられるというキャンペーンを実施しました。劇場で何がおこったか見てみて下さい。


という触れ込みからの、劇場でのnaturaのマーコム事例、是非動画見てみて下さい。




解説しますと、劇場でCMタイムがありますよね。そこで普通にnaturaのヘアケアCMが流れます。

その後に、「シーザー(男性)からシモーニ(女性)へのメッセージ」と出て、シーザーが映画のチケットを買った後に録画したシモニーへの「君の髪の毛はいつもきれいだよドキドキそんな君を愛しているよドキドキ」というメッセージがスクリーン大画面に出てきて、シモーニはびっくりビックリマーク嬉しいラブラブという流れです。

他にもおばぁちゃんへのメッセージ、お母さんへのメッセージなど、沢山の劇場サプライズが込められていて、感動して涙がでちゃいます。

人の心を動かす、そして結果的に「髪の毛をもっと美しくしなきゃ」という気にさせるマーコム。

人の心とブランドがエンゲージされるってこういう事なのだなぁと改めて思った事例でした。


ここからはブラジルのではありませんが、面白動画、映画館での取り組み2。
ホラー映画の展開が、来場者とのコミュニケーション(声コマンドで右、左、上に行ってと指示する)で変わっていくというもの。



これは、劇場の入り口でケータイ番号をあらかじめ伝えて、その劇場にいる誰かにかかってくるというもの。劇場では電話の電源を切ってねという常識を覆しましたね。

コマンドミスで死んでしまう時もあれば、うまく脱出できることもあるそうで。テクノロジーな観点で面白いですよね~


最後にこちら。映画の宣伝動画ですが、おっと・・・?横から何かが・・・・



これはアイディアは面白いけど結果そんなに閲覧・共有されていないので、成功とは言えないという感じですかね~


マルタガブリエルさんのセミナー資料もUPされていたのでシェア。P.44からが事例の資料。ブラジルだけではなく世界の事例が満載です。事例資料に一つ一つQRコードが付いているのが親切ですね。遠くから認識するのかな~?