第五回ビジネス定量分析「感度分析」 | 椿ブログ

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第五回ビジネス定量分析「感度分析」での学び。

・今回のレポート(全部で6枚・・・)
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今回の「感度分析」は、今までで一番私の実務に近い・使える内容でした。
まだ使いこなせるレベルまでできていないので、実務に取り入れる事でマスターしつつ、これは絶対活用していこう、と考えています!


復習もかねて、まとめ。

▼ビジネス定量分析とは

ビジネス上で最も重要なロジック(ビジネスモデル・センターピン)とボラティリティ(変動性)を探り出し、
そこから経営上の意味合いを抽出して共有し。具体的なアクションにつなげることで、ビジネス自体の成功率を高めること。

このクラスを受講することにより、その姿勢とセンス、技法を学ぶ。

▼感度分析とは?

自社のビジネスを構造化(モデル化)して、何がセンターピンか?どれくらいボラティリティ(volatility)があるか?の関連性を見出す。

それをする事により、

1.センターピンを動かす時に、アウトプットへどれだけ影響があるかを定量化する

2.定量化によって、センターピンを見出し、特に何が重要か=KPIを見出す


▼どのような時に感度分析が有効か?

今後の経営方針などを考える場合、現状をこうするために、どの戦略にフォーカスすればいいか?見直したりする時に、
これを通して定量データでの根拠が説明できる。しやすい。

まさに事業計画作成、試算の際の説明において自分の考えの整理・アウトプット、関係者へのフィードバックプロセスとして有効。


▼感度分析で何ができるか?

予想のばらつきについて、ビジュアル・定量化することで認識を共有しやすいコミュニケーションツールとして使える。

・ばらつきが出る背景
人によって、持っている情報が違う(経験などのバックグラウンド)
個人の価値観によって、慎重・大胆など傾向が違う
願望・期待・立場によりバイアスが生じる(事業者、株主、など)

計画を立ててこうやって行きます!といった時に、例えば年間50%成長だったとして、聞いている側がなぜそうなるのか?と疑問を持った時にを説明しやすくなるわけです。

疑問を持つ前に、こういう戦略でこのように影響が出るので、こうなります。というストーリーを持って伝えやすくなる。


▼私の場合、実務のどんなシーンに感度分析が有効か?

・修正予算の説明データ。
微修正なら不要だけど、特に大きく変える時は、自分の頭の整理にもなって、このプロセスはいいかも。

・新規事業の試算、事業計画の説明データ。
新規事業は、どんな要素がどういう結果になったらこうなる!という、まさに予定は未定な情報が山盛り。
そこで私の思うセンターピン、ボラティリティをちゃんと定量的に、ビジュアルで説明できれば、
ストーリーイメージや、アクションプランの背景などが、伝わりやすいはず。

さらにそこを議論・ハラオチしてからGo!であれば、実施前にメンバーも事業計画・アクションプランをハラオチし、
ビジョンの共有、方向性のベクトルあわせにつながり、より各自の動きをイメージしやすいことになる、はず。

▼予習で行ったこと

設立1.5年の企業研修販売会社の次年度事業計画と競合情報の動きを見て、
何がセンターピンでどれくらいのボラティリティなのか?見出し、
そこからリスクを見出しアクションプランの提言をする。というもの。

私の場合、センターピンをいくつかピックアップし、ケースに応じて複数のセンターピンを同時に動かす幅広いシナリオ分析までやってしまったため、
10時間もかかった。今回はセンターピンを見出して、そのボラティリティを想定し、リスクを見出す所まででよかった。


▼クラスから学んだ事

やはり、人によってばらつきの想定は違う。

例えば、自社より安い価格で同じようなプロダクトの競合が入ってくる場合、自社の価格設定をいくらからいくらまでの変動性=ボラティリティを想定するか?想定といった場合にも、本当に十人十色なわけで。

結局最後には決めなきゃいけないので、みんなというかメンバーにもハラオチする形での合意が何より重要なわけで、そこに必要なのは根拠という話。

私のチームには、コンサル業の方と定量分析経験豊富系の方がいた。ばっちり予習もしてきている。頭の回転、理解力、コミュニケーション力も高い。

頭をフル回転させて様々な切り口を議論するわけですが、最後に重要なのは納得感なんですよね。


▼要復習な点

トルネードチャートの作り方がよくわからず。


▼感度分析を使った次へのアクション


mtgの準備で作る予定。修正予算でも使ってみようと思います。時間かかりますが。。

▼本の紹介

リアル・オプション 系の本。

本の紹介は、「そのカテゴリの本を読みきっていないので」という理由で紹介はしてもらえなかった。

最近でたキーワードのようなので、どれがわかりやすいかわかりませんでしたが、専門書として価値の高そうな本(値段+著者+タイトル)で選んでみた上で、 一番上のを買ってみました。

決定版 リアル・オプション―戦略フレキシビリティと経営意思決定/トム コープランド
¥3,990
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リアル・オプション―経営戦略の新しいアプローチ/マーサ アムラム
¥3,780
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入門リアル・オプション―新しい企業価値評価の技術 (ニューエイジ・ファイナンス・シリーズ)/山本 大輔
¥2,520
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リアルオプションと経営戦略/日本リアルオプション学会
¥4,725
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小難しそうな感じなのですが、どちらかというとファイナンス×経営戦略のような内容のよう。


次は最終回。


今まで学んだ事をフルに使ってアウトプットしたいと思います!