コンカン (昨日いったコンテンツカンファレンス)のインプットから得た、もしくは印象的だった事をメモ。
▼linkedIn
創業者Reid Hoffman氏の話
linkedInに関して今まで書いた記事(あんまり関係ないのもあるけど)①
②
シリコンバレーのスタートアップ企業の成功への道、に関して。
linkedInは前にこのブログでも取り上げましたが、ビジネスSNSというか、オープンネットワーク。
ハイテク系アントレプレナーが多く、世界で1400万、シリコンバレーの30%が登録している、成長中のサービス。
聞きたかったのは今後のビジネスモデルの展開だったのですが、うまくはぐらかされてしまいました。
●ベンチャー@シリコンバレー
スタートアップから資金調達までの重要なポイントの話。
ビジネスプランをプレゼンしてVC(ベンチャーキャピタル)に投資を依頼するのではなく、
「出来る人、やりたい人を集めて作ってしまいユーザーも集まったら、エンジェル
(≒が支援の条件を出しながら投資を提示してくるが、あまり大きなVCは早めに入れないほうがいい」
何回かwebでコラムで読んだような事を言っている。
#「Googleに買収されるための6つの法則
Googleに買収されるための10項目、だっけ? 」(正式名称とリンクは別途)とか、面白かった。GoogleがVC投資を始める
件も。
実際、合弁で集められた人員と、資金繰りしなくていい状況なので(経営が。いい意味で。)あまり身近な事ではないから、
すぐに使える情報ではなく、今後の参考にしよう程度だった。
生で聞いて思ったのが、逆にそういう環境でハングリーにサバイブしている海の向こうの新興企業の経営者たちは、どんどん力をつけて=差をつけられているのだな。という危機感を感じた。
また、気になったのが「死なないで(突き抜けもせず)続くベンチャーは最悪」という話。
確かにそうだ。
市場の変化が大きい中で、伸びなくなった分野をすぐ手を引くのは賛否両論あるけど、
この業界である限り、自分が投資家でも事業家でも成長分野を選ぶでしょう。成長が命。
●linkedInのKFS(成功の鍵)
またlinkedInがここまで大きくなったのも、ユーザーニーズをとらえてオープンネットワークのビジョンを信じ、数年運営してきたから今があるわけで、
やっぱり根本はユーザーニーズと熱いビジョンなのだな、と。
次に、「ネットワーク2.0」パネルディスカッション。
「位置情報」がアツい事を実感。
最近、googleマップのマッシュアップサービスのサービスリリースのニュースをほぼ毎日見る(例えばこんな感じ
)。時には1日三回見る事も。
プレゼン内では、wi-fiを使った位置情報から、様々な事が出来る。といった内容が発表された(暦本氏
)。
一番興味深い内容だった。
大学の研究室で研究しつつ、ソニーのデバイスに発明した技術をとりいれたり。
実はうちの事業でもgoogleマップにデータベースを追加したマッシュアップサービス「cybozu.net地図
」を作って公開しています。
こうやって俯瞰して見ると、競争が激しい分、差別化ポイントを出していかないとな。
相当長文になってそうなので、このへんにしておきます。
最後に所感。
今までカンファレンスに出る目的は、同じ業界で志同じく働く人との出会い。
ブースでの小話、スピーカーへの質問、休憩室での会話で盛り上がったりするのが一番の楽しみだったりします。
今回はそれをしなかったので、ちょっと物足りなかったかな。