月末にcybozu.netでも締め会を開始して2回目。
人数が少ないので、一人ずつ1ヶ月振り返ってのコメントを語り。
締め会は結果(数字)やしたことによりがちで、
『今月は幹が3センチ太くなり、他の枝がちょっとだけはえてきました』
のような感じ。
でもその背景にある、
一人ひとりがどんな思いで1ヶ月仕事してきたかは、なかなか全員で共有する機会は少ない。
改めてですが一人ひとりの人間が集まった組織、各個人の頑張りが組織の結果となるので、
まだ7名と小さな組織なので共有できるときにしていくのは大事だなと思いました。
ところで、同じ日に他の組織の締め会に行ってきました。
営業組織の締め会で、そこに出席したのは1年ぶりなのですが、
久しぶりな事もあってか、色々な事を感じました。
営業は日々の活動によって数字を出して結果が出る、わかりやすい職種。
『今月はどこに狩に出て、いくつ狩ってました』
狩る手段として、きっと色々あるのでしょうが、
普通に商品を出していても自然に狩れないものを、人間による活動、
紹介、情報提供、説明や組み合わせなどの業(わざ)を加える事で、狩る。
というのがきっと本質。
当たり前ではありますが、
個人の予算の合算が会社の予算であって、会社の予算達成は個人の予算のつみあげによるもの。
営業代理店であれば、予算未達成の場合でも営業活動だけの責任にできると思うし、
改善策として、教育や販売する商品、顧客選定などのの戦略により効率化を図る事ができるでしょうが、
メーカーなど商品を作っているところの場合であれば、予算を達成するにあたっても売る商品は決まっているわけで、
『ブランドがよく、商品がよければ、営業活動もしやすいはず。』
と考えれば、営業活動ばかりしていても、他を改善していかなければ負荷がかかるばかり。
だから、本当はGoogleアドワーズのように、業を加えなくても商品を欲する人が多くいれば、
顧客との関係をできるだけシステム化して人間を介して狩らなくてもいいかもしれないし、
狩るとしてもニーズが高いから狩りはそこまでハードルの高いものではないかもしれない。
でも、そんな商品を作るにはアイディアの質だけでは到底かなわなく、
商品の質・ボリューム・認知度、値段、効果、など様々な要素があるため、
それを関係する人々が改善し続け、さらに『業』を加えて狩るのが営業の仕事なのだと思う。
ではどこを改善し、どのような戦略をとっていけばいいのかという振り返りと施策を講じる事が重要なのだな。
と改めて感じました。