From:ななころ
お気に入りのカフェより
◆UBMの倒産
すでに不動産投資家の中では話題になっていますが、投資用ワンルームマンションの建築工事の大手だったUBM(ユービーエム株式会社)が倒産しました。
「最近、支払いが滞ってる・・・」
「担当者と連絡が取れない」
「そろそろヤバいのでは・・・」
そんなことが囁かれておりましたが、ついに破産に追い込まれてしまったようです。。。直近の売上高は105億円と飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長していました。
このブログを読んでくださってる方で、不運にも巻き込まれてしまった方はいらっしゃらないでしょうか。。。新築のリスクをまざまざと知らされた事例となりました。
=== 記事一部抜粋 ===
ユービーエム株式会社
投資用ワンルームマンションの建築工事
新型コロナウイルス関連倒産
破産手続き開始決定受ける
TDB企業コード:986623411
負債18億4000万円
「東京」 ユービーエム(株)(資本金4000万円、東京都江戸川区西葛西5-6-2、代表氏家圭二氏、従業員数55名)は、2月6日に東京地裁へ自己破産を申請し、8日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。
当社は、1991年(平成3年)10月に設立。東京都内や横浜市内を中心に投資用ワンルームマンションなどの新築工事を手がけるほか、改修工事や建材販売なども手がけていた。不動産コンサルティング会社からの紹介で一般個人などの投資家から直接受注を得るほか、マンションデベロッパーからの直接受注も得て業績を伸ばし、2022年4月期には年売上高約105億300万円を計上していた。
(2023/02/08帝国データバンク記事より)
=== ここまで ===
◆建築会社が倒産した実際の事例
私たち不動産投資家にとって、建築会社や工務店が倒産するというリスクはどうしても付きまといますよね。
主催しているライフデザイン実践会の中にも、過去に同様のトラブルに巻き込まれてしまった会員さんがいらっしゃいます。その時は本当に大変でした。。。
「ななころさん、どうしたら良いでしょうか・・・汗」
滅多に電話がかかってこない方からの突然の電話でした。都内に新築マンションを建築途中に建築会社の資金繰りが回らなくなり、建築途中で倒産。
完成前の鉄骨むき出し状態で建築を放棄。物件は差し押さえを受けて、オーナーであっても触れることすらできなくなってしまいました。
お子さんが産まれる直前での出来事に、奥さんにも話せず、すごく悩んでいました。今では笑って話せますが本当に心配しました。。。
◆新築はリスクが大きい
このように新築には「建築会社の倒産」というリスクが付きまといます。
帝国データの評点を確認して安全な会社かどうかを調べたとしても100%回避することは不可能ですし、支払いを細かく分割したとしても根本的な解決にはなりません。新築を手掛ける不動産投資家にとっては悩ましい問題です。
それでも、「新築をやりたい!」という不動産投資家が多いのは困ったものです(苦笑)
今度の土曜日のセミナーは、奇しくも過去10年間で初めて「新築」をテーマに開催を予定しているのですが、利回13%超の重鉄新築アパートを建てまくっている不動産投資家の話しということもあって、一般募集開始から2時間で満席となってしまいました。
すでに50名以上の方から申し込み頂いておりWeb受講のみ受け付けている状態ですが、それももうそろそろ終了してしまいます。新築不動産投資に興味を持っている人が多くて驚きます。
みなさん、新築は危ないですよー!止めた方がいいですよー!!
◆編集後記
私の住む東京の郊外では、今でも◯◯建託の新築アパートが建ちまくっています。みなさんのエリアはどうでしょうか・・・?
私も不動産投資家として一度は新築をやってみたいという気持ちもありますが、適切な利回りが取れることと、大手に負けないような差別化が求められます。難しい。。。
「中古よりも新築の方が手間がかからない」なんて言われたりしますが、そんなことは無いですからね。どっちも手間がかかります。手間をかける必要があります。
中古でも新築でも楽して儲けることはできないと肝に銘じておきたいと考えている次第です。
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