From:ななころ
プライベートオフィスより
◆情報や知識だけでは足りない・・・
先日の記事では、某S銀行融資で苦しんでいる人たちのための会合に参加した人たちの「情報格差」に驚いたことを書きました。
これだけ豊富な情報がインターネットで無料に転がっている現代。
ちょっとお金を払えば、さらに良質な情報に触れることもできる時代です。
たいていのことはインターネットで調べることができてしまいます。
それにも関わらず、大きな情報格差が生じているのです・・・汗
会合に参加した人たちから出た質問、
「スルガ銀行の第三者委員会の調査報告書は誰でも読めますか?」
「私は不正されているかどうか分かりません。。。」
「元本カットの申込期限を知りませんでした。。。」
これらの答えはすべて簡単にインターネットで調べることができます。
ですから、いつもアンテナを貼って情報収集しましょう。
いつも信頼できる良質な情報が入ってくる環境に身を置きましょう。
情報収集のための時間とお金をケチって、大きな損失を出さないようにしましょう。
前回はそんな内容でした。
しかし、それだけでは足りないのです。。。
豊富は情報や知識だけあっても、不動産投資で成功できる人とできない人がいるのです。
いったい何が違うのでしょうか?
2020年8月3日「某S銀行融資で苦しんでいる人たちのための会合で驚いたこと・・・」
◆何が足りないんだろうか?
と偉そうなことを言ってますが、ななころも情報格差で最初はつまずきました。
不動産投資を初めた当時は、ネットや書籍から情報を得ていたのですが、競売には”そういう危険もあるよ”という情報も得ていたと思います。
時間をかけて調べれば出てきたと思います。
しかし、ななころは危険を回避することができなかったのです。。。
知識や情報というのは調べようと思えば、無料でいくらでも調べられた。
だけどななころは失敗してしまった。
いくらインターネットに知識や情報があっても足りない。。。
某S銀行融資で苦しんでいる人も同じ。
いくら知識や情報が調べられるようになってもダメなんです。。。
そしたら何が足りないのだろうか???

◆ななころの気付き
そこで気づいたんです!
「溢れる知識や情報を整理して、実践に役立てる能力が必要なんだ」ということに。
「8÷4」という計算式を解けても、8つに切ったりんごを家族4人で分ける時に使えないといけないということに。
でもこれ、ほとんどの人がそんなことは分かっているわけです。
実際にやるとなると結構難しいってことなんです・・・。
「サイン コサイン タンジェント」を、日常で役立てる方法分かります?
今読んでいる不動産投資の本に、「交渉の奥義を身につけよ」と書かれていたのですが、実際にどうやって役立てるか分かります?
(この本はとても良い本ですし、とても役立つ本です。)

まさにこの「知識や情報の実践での役立て方」を学ぶことが大事なんですね!
「サイン コサイン タンジェント」を、日常で役立てる”方法”を知らないといけないんですね。
ライフデザイン実践会の会員さん同士の情報交換を眺めていると、単なる知識や情報の交換だけでなく、「知識や情報の役立て方」についての情報交換が多いことに気が付きます。
勉強会に参加された方から「ななころさんの話は実践的ですね」と言われるのは、ななころが特にここを大切にしてるからなんですね。
◆もう1つ大切なこと
そして、もう1つ。
経験者にお金を払ってでもアドバイスを聞くというのが大切だと感じています。
(ななころのような立場の人間が言うと、ポジショントークに捉えられてしまうかも知れませんが)
ななころが最初につまずいた原因のもう1つは、物件購入前に経験豊かな不動産業者や不動産投資家にアドバイスをもらわなかったことです。
時間とお金をケチってしまったんですね。。。苦笑
ですが、経験者にアドバイスをもらっていれば、危機は回避できたはずなんです!
夜眠れなくなることもなかったはずなんです。
ですから、ななころは同じ誤ちを繰り返さないように、年間の収入に応じて予算を組んで、毎年数十万円から、時には100万円を超えるお金を費やして情報収集をするようにしています。
また、相談する人を選ぶ時は、ご自身でも不動産投資で成功されている経験者。
単なる知識や情報提供する人ではなく、実際に経験&体験された上でのアドバイスをしてくださる人を選ぶようにしています。

◆まとめ
不動産投資で成功するためには、情報や知識があるだけではダメ。
実践での役立て方を学んでこそ、有益なものとなります。
そのためには、これからは知識や情報をインプットするときは、「どうやってアウトプットするか」を常に考えながら、インプットしていくことをオススメします。
また、実際に実践している経験者から、「知識や情報の実践での役立て方」をアドバイスもらうことをオススメします。
よく座禅をしにいくお寺の住職さんが、こんなことを話されていました。
=== 説法 ===
禅門には「冷暖自知(れいだんじち)」という言葉がございます。
私たちは、冷たい、暖かいは、自身が直接的に体験して初めて実感します。
自らが自らの体験・経験によって実感として知り、気づき、会得することが「禅」では大切であります。
だからこそ、安易に知り得ていると思い込まず、私自身が知り得ようとする姿勢であり続けることが肝要であります。
それが「知るということ」ではないでしょうか。
=== ここまで ===
少しでも参考になれば幸いです。
◆編集後記
先日の記事の小学校の同級生の話しの後日談です。
ドヤ顔していた”アイツ”と、5年前ぐらいに同窓会で会いました。
中学は灘中に合格したというのは知っていましたが、その後東大に入ったそうです。
しかしその後、大手銀行に就職したまでは良かったのですが、今は悩んでいるそうです。。。
家族と離婚して、今は一人住まい。
何を糧にこれからの人生を生きていけば良いのかとボヤいていました。
いくらが知識が豊富で高学歴でも、「どうやって人生で活かすか?」という時代に突入しているんだなぁと強く感じた次第です。
