From:ななころ
プライベートオフィスより
◆今年の入居の旬は5月までずれ込む!?
「入居の旬」と言えば3月。
3月は一年の中でも、賃貸の契約件数が最も多くなる時期だからです。
ですから、私たち大家にとっても大切な時期。
この時期に満室にできるかどうかが、一年間の賃貸経営の成績に大きな影響を及ぼします。
しかし、近年人手不足の影響もあって、旬が若干ずれてきている傾向にあるようです。
特に今年は、引越し業者大手の不祥事とレオパレス社の不祥事が重なり、引越ししたくてもできない引越し難民が大量発生しているというのです。
~ 記事一部抜粋 ~
「ヤマト」「レオパレス」不祥事で引っ越し難民大量発生中
進学先や転勤先が決まっているのに、引っ越し業者が見つからない――。ここ数年、そんな“引っ越し難民”が増加している。さらに、今年は企業の不祥事が原因で、例年以上に多くの難民が発生しそうだという。
全日本トラック協会は、昨年12月14日にHP上でこんな告知をしていた。
〈分散引越にご協力をお願いします〉
例年3月中旬から4月上旬に引っ越しが集中するため、2月や4月下旬の引っ越しを呼び掛けていたのだ。大手運送業6社の年間引っ越し件数は約240万件で、実に、その3分の1が3月中旬から4月上旬に行われている。
(週刊新潮 2019年3月7日号掲載記事より)
~ ここまで ~
◆空室は絶対に許してはいけない!
とはいえ、3月が私たち大家にとって重要な時期であることは間違いありません。
私のように地方で物件を持っている場合は、この時期を逃すと、次は9月まで空室が続いてしまうこともあります。
最悪の場合は、翌年の3月まで1年間空室が続くことになります。
家賃5万円の部屋が1室空室だとすると、半年で30万円、一年間60万円もの損失になります。
これは痛い。。。
ですから、空室は一刻も早く埋めなければなりません。
管理会社と一丸となって満室にする気持ちが大切になってきます。
◆金銭による空室対策は劇薬
しかし、ここ最近、金銭による空室対策が目立ってきました。
「広告料積み増し」「担当者への報酬」といった金銭を使った空室対策です。
・入居を決めてくれた不動産業者へ、広告料1ヶ月分→2ヶ月分(それ以上)へ積み増し
・入居を決めてくれた担当者へ、謝礼支払い
こういった金銭による空室対策を行うサラリーマン大家さんが増えてきたのです。
セミナーや勉強会などで、講師が「空室対策のウルトラC」として、紹介している場合もあります。
たしかに、この方法は即効性があります。
劇的に満室にする効果の高い方法の1つです。
しかし、金銭を使った空室対策は「劇薬」だということを、理解している大家さんは多くありません。
劇薬には必ず副作用があるにも関わらず・・・。
それではどのような副作用があるのか?
長くなってしまったので、次回に続きたいと思います。
(つづく)
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◆編集後記
子供の成長って本当に早いですね。。。
頼もしくもあり、時々寂しくもあります。
いろんなところにいける不思議な気球に乗って、君たちはどこに行くんだろう?
できなかったことがいつの間にかできるようになって、パパやママができないこともできるようになって、君たちはどこまで行くんだろう?
「いろんな所にいけるふしぎなききゅう」