◆不動産投資で苦労している方がいっぱい
これまで何人もの方から相談を受けて、
不動産投資のアドバイスをしてきました。
すると、不動産投資で苦労している人が、
多くいることに気が付きます。
・なかなか物件が購入できない人
・せっかく購入できたと思ったら、
苦労ばかりの儲からない物件だった人
・安定収入が入るはずだったのに、
逆に給与から補填する事になった人
・何棟も所有しているのに、
辞めたいのにサラリーマンをやめられない人
・なかなか空室が埋まらない人
・借金返済に怯えながら生活する人
相談に来られた多くの方が、
「家族のために」「将来は世のために」と、
誠実にがんばっていらっしゃいます。
しかし、その苦労が、
報われていない人が大勢いるのです。
苦労してリスクを冒して不動産投資したのに、
まったく報われていないのです。
◆苦労すれば、その先に幸福が待っている?
辛いことがあったとき、
私たちは、親や先生から、
こんなことを言われて育ってきました。
「冬来たりなば春遠からじ」
寒くて辛い冬のあとには、
暖かい春が必ずやってくる。
今はたとえ辛く苦しくても、
やがて明るく幸せなときは、
必ずやってくる。
今は苦労して大変でも、
いつか良い事があるという意味も、
含まれています。
苦労すれば、その先には、
ほんとうに幸福が待っているのでしょうか?

◆若い頃の苦労は買ってでもしろ!
また、こんな風に言われたりもします。
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」
若い頃の苦労は自分を鍛え、
必ず成長に繋がる。
苦労を経験せず楽に立ちまわれば、
将来自分のためにはならないという、
意味も含まれています。
たしかに多くの成功者が、
若い頃に苦労して苦労して、
やがて成功をおさめています。
日本を代表する起業家の一人・松下幸之助さんは、
幼少の頃からかなりの苦労をしてきたのは、
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
4歳の時に、父親が投資で大失敗。
資産家から一気に貧乏になります。
小学4年生のときには、
家を出なくてはならなくなり、
使用人としてこき使われます。
22歳で事業家としての人生を歩み始めますが、
財産もない、学歴もない、健康にも恵まれない、
苦労の連続だったと語っています。
しかし、このような「若い」どころか、
「幼い」ころからの苦労が、
あそこまでの成功を築いたのでしょう。
ですから、若いうちは「楽」をするよりも、
「苦労」を積極的に経験した方が、
将来大きく飛躍する可能性が高いと言えそうです。
◆苦労しても報われない人もたくさんいる
一方で、苦労しても、
その苦労が報われない人もいます。
幼い頃に貧乏で苦労した人が、
大人になっても貧乏から脱出できず、
苦労していたりします。
会社に入社して、
上司の理不尽な要求にも必死に耐えて、
苦労して苦労して仕事しているのに、
たいして出世もできず、給料も上がらず、
いつまでも苦労している人がたくさんいます。
若いうちに苦労したとしても、
必ず報われるということでもなさそうです。
それどころか、
「今は我慢しろ。いつか必ず実を結ぶ!」
と信じ込まされて(洗脳されて)、
逆に搾取されてしまっている人すらいます。
たしかに苦労は絶対に大切ですが、
苦労しただけでは、
成功を手にすることはできないようです。
苦労して報われる人。
苦労しても報われない人。
そこにはどんな差や違いがあるのでしょうか?
「苦労」とあと1つ、何が必要なのでしょうか?
◆それは向かっている方向
「苦労して報われる人」と「苦労しても報われない人」
この両者の違いは、
「向かっている方向が正しいか or 間違っているか」
だと私は考えています。
エベレスト登山を成功させたいのに、
毎日何百キロと泳ぎの練習しても、
決して達成することはできません。
将来、一流の料理家を目指しているのに、
毎日筋トレしていても、意味がありません。
毎日上司の理不尽な要求に従いながら、
遅くまで仕事を頑張っていたとしても、
不動産投資で成功できるワケではありません。
私が言うまでもなく、
ほとんどの人が知っていることです。

◆不幸な人がもっと不幸になるのはなぜ?
もっと言うと、
向かう方向がちょっと違っただけで、
幸せになるか、不幸せになるかが、
決まってしまいます。
納税長者番付に何度も一位に輝いている、
成功起業家の「斎藤一人」さんは、
「なぜ人が幸せになれないのか?」
ということについて、
独自の理論で解説しています。
この音声の中で、斎藤一人さんは、
「多く人がとんでも無い間違いを犯しています。」
「大変な思いをしたあとに幸せが来ると思っている。」
「こうして、大変な方に爆進していってしまっている。」
と言います。
音声「【斎藤一人】日本人の9割がやっている『不幸へ爆進するとんでもない勘違い』」
◆不動産投資はたしかに素晴らしいが・・・
このように不動産投資で成功したいのに、
苦労するところを間違っている人が大勢いることに、
気がつくことがあります。
ましてや、人生で成功したいのに、
全然違う所で苦労している人もいます。
かぼちゃの馬車の一連の報道を追っていると、
「そっちに向かって苦労していたら・・・」
と悲しい気持ちになることすらあります。
不動産投資は、たしかに素晴らしいです。
成功している人もたくさんいます。
私がサラリーマンをやめて、
こうして好きなことができるのは、
毎月100万円近くの安定収入があるからです。
賃貸業に使う時間は、今はほとんどありません。
1年間で24時間あるかないかです。
それは、自慢でもなんでもなく、
苦労している方向が正しかったからだと、
感じている次第です。
あなたが、もし不動産投資や人生において、
苦労しているのに成功がやってこないと、
ジレンマを感じているのなら、
向かっている方向が正しいかどうか、
自分では気が付きにくいところが、
やっかいではあるのですが、
それは、ちょっとだけ向かっている方向が、
誤っているのかもしれません。
一人でも参考になれば幸いです。