改ざん、改ざん、また改ざん。
財務省が決裁文書の書き換えを行っていたことが明るみになり、
とんでもないことになってきています。
嘘を正当化するために嘘を重ね、
ついに嘘が破綻してしまったと報道されています。
一方で、かぼちゃの馬車でも、
融資を受けるために、
改ざんが行われていたとされています。
預金残高を10倍以上に膨らませたり、
業者に多額の頭金を振り込んだりしたように
書き換えた例もあるようです。
多額の預金や頭金の支払い能力があるように見せかけ、
融資を引き出しやすくした可能性があるのです。
結局、かぼちゃの馬車は破綻して、
その嘘も破綻してしまいました。
まだ、改ざんを
「誰が行ったのか」「誰が知っていのか」
については明らからになっていません。
それにしても、日本の世の中は、
いったいどうなってしまったのでしょうか・・・。
======
こうさぎの”ましろ”は、サンタクロースのすぐ近く北の国に住んでいるため、毎年クリスマスには一番最初にプレゼントをもらいます。
さっそくプレゼントでもらったお菓子を、すぐさま食べ終わってしまった”ましろ”は、もう一つプレゼントが欲しくなります。
“ましろ”は、しろい体に炭をぬりつけて、別のうさぎの子のふりをして、もう1つプレゼントをもらうことを考えます。
サンタクロースは、”ましろ”の嘘に気づきながらも、袋の中に残っていた種をひとつ、”ましろ”にあげました。”ましろ”は大喜びでサンタさんのもとを去り家に帰ろうとします。
ですが、そこで恐ろしいことに気づいてしまうのです。
おくりものを手にいれたあと、ましろは炭をおとそうとして、払ってもこすっても黒色がとれなくなってしまったのです。急にこわくなります。
「どうしよう。ぼく、ほんとに“ましろ”じゃなくて、べつのうさぎになっちゃったのかしら。」
(絵本『こうさぎましろのお話』より)

=====
この本は、子どもたちに、
いろいろな気付きを与えてくれる本です。
嘘をつくことによって、
自分が自分でなくなってしまうことに、
子どもたちは怖くなります。
小さな嘘が、ちょっとづつ大きな嘘になり、
やがて自分の存在が嘘になっていく。。。
そして、罪悪感に苛まれ、
その後ずっと苦しむことになるのです。
聖人君子のような人は誰もいませんし、
私だって嘘をつくことはあります。
「嘘はついてはいけない」
なんて偉そうに言うつもりはありませんが、
「嘘をつくと、嘘に合わせようと自分が変わってしまう。」
ということは、大人の私たちも認識して、
嘘をつかないといけないと感じた次第です。
◆編集後記
「嘘をつくと、嘘に合わせようと自分が変わってしまう。」
実はこれ、裏を返すと、
成功するためにとても重要だったりもします。
実際に自分にたとえ能力がなくても、
「私はできる!」と自分に嘘をつくことで、
本当にできるようになってしまうこともあります。
これは脳科学的にも証明されています。
脳は、嘘か本当かは区別がつきません。
ですので、自分が本当だと信じたことが、
現実になっていくのです。
「人が、言う」と書いて、
「信じる」という漢字ができているように、
本当であろうが、嘘であろうが、
口に出したことに合わせて、
自分が変わっていくようにできているのです。
面白いですね。
=====
もうね、暗示かけちゃうの自分に。
「オレは才能あるんだ」
「素晴らしいんだ」と思わない限り
やってられないもんね。
自分が「ちょっと、僕は・・・」という奴は
人の前で唄う資格ない。
(矢沢永吉 語録より)
=====