ある時、絶対に予想が当たるという、
株の予想屋を友人から紹介された。
予想屋が「上がる」と言えば、
その会社の株は上がる。
予想屋が「下がる」と言えば、
その会社の株は下がる。
100%絶対に当たる。
だから、予想屋の言った方に、お金を投資すれば、
簡単にお金を儲けることができる。
そんな話しを友人から聞いた私は、
最初は「怪しい」と思って、
話し半分で聞いていた。
すると、次の日、その次の日、そのまた次の日と、
本当に予想が当っていく。
最初は怪しいと思っていたけれど、
1週間ずっと当たり続けた。
私は、「この人は本物だ!」と信じ、
この予想屋に大金を払って、
次の日の株を予想してもらった。
すると、次の日、見事に予想屋の予想は外れ、
大金を失う羽目になってしまった。
予想屋を問い詰めようとしても、
すでに予想屋の居場所は分からなくなっていた。
でも、最初の1週間は、本当に予想は当っていた。
なぜ、予想を1週間当て続けることができたのか・・・
なぜ、私は騙されたのだろうか・・・
これは昔からある騙しの手口です。
最初の1週間、予想を当て続けたのは本当です。
しかし、騙された人は、
そのカラクリを知りませんでした。
投資の世界は、太古の昔から、
知っているか知らないかで、
大きく勝敗が変わる世界。
知識や情報を豊富に持っている人が、
情報弱者という人たちを、
ある意味食い物にしている世界。
特に不動産投資の世界では、
「知らない」ということは致命的。
何百万何千万円と損することもあれば、
得することもあります。
常にアンテナ張り巡らせて、
インプットを怠らず、
情報交換しておく必要があります。
先の話しでは、
予想屋の騙しの手口を知っていれば、
決して騙されることは無かったはずです。
とても単純なカラクリにも関わらず。。。
今回のかぼちゃの馬車の破綻は、
多くの不動産投資家が知っていました。
そのカラクリを知っていました。
自分ですぐに怪しいと気づいた人もいれば、
回りの人に相談して知った人もいます。
しかし、今回騙されてしまったオーナーは、
知る術を持っていませんでした。
・常に情報が入ってくる環境に身をおくこと
・いつでも相談できる人がいること
こうしたことが不動産投資では大切だと、
かぼちゃの馬車の件であらためて感じた次第です。
◆追伸
明日(1月30日)朝8時に配信のメルマガには、
今回のかぼちゃの馬車の恐ろしいカラクリについて、
書きました。
今回お話しする内容は、
ここまでお話ししてしまってもいいのかと、
正直最後まで悩みました。
ですが、今回のかぼちゃの馬車の件、
フェアじゃないと強く憤りを感じました。
「お客様のために」と言いながら、
情報弱者を食い物にしていたスルガ銀行にも、
強い憤りを感じました。
だからこそ、かなり突っ込んだ話しをしていきます。
とはいえ、記事として残ってしまったり、
すべての人に公開するのは抵抗があったため、
メルマガでお伝えしていきます。
~ スルガ銀行のホームページより ~
スルガ銀行は、「お客さまの〈夢をかたちに〉する、〈夢に日付を〉いれるお手伝い」をミッションとしています。お客さまの暮らしやビジネス、思い描いていらっしゃる夢などのさまざまなニーズに対し、能動的に働きかけ、お客さまの思いにお応えしていく「ライフ アンド ビジネス ナビゲーター(夢先案内人)」を目指しています。