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切合(きりあわせ)小屋の朝日

切合小屋を7時30分に出た我々、今日は飯豊本山と大日岳に登って本山小屋に戻る、コースタイム約10時間の長~い行程です。

山小屋宿泊で一番大変なのはリュックの荷物、2食分減ったとはいえまだまだ肩にずしりときます。家を出がけに計ったら、18kgありました。救いなのは本山小屋に荷物を置いて、軽装で行けることですね。

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切合方向を振り返る。

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草履塚(ぞうりづか)とS君

飯豊山もまた信仰の山です。「草履塚」とは、昔は登ってきた人が、ここで新しい草履にはきかえたことから名付けられたそうです。湯殿山には「装束場」って地名がありますから、ここで装束も正したかもしれませんね。

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谷深し

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姥権現(うばごんげん)

本山を前にしてこの姥権現、心憎い演出ですね、心が改まります。

あっ、「権現」ってどういう意味かってS君に聞かれて、徳川家康が死後、「東照大権現」と言われてたから「生き神様」とかそんな意味じゃないの?とか適当なこと言いましたけど、帰って調べたら、「仏が衆生を救う為の仮の姿」って意味だそうです。ごめんなさいね。

・・・・・・てことは、仏がおばあさんの姿をして見守ってくれてるんですね。
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御秘所(おひしょ)

岩場に鎖場(くさりば)、飯豊本山を前にしてチョッピリ緊張を強いられます。Hさんは軽やかのようです。こういう場所に来ると浮き浮きするんだそうです。二人連れで進退窮ってた人もいたのにね。

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草紅葉

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飯豊本山

ついに飯豊本山に到着しました。体調不良のため直前リタイアしたYさん、声援送ってくれたんですかね。お陰さまでついに到着しましたよ。

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大日岳を目指す。

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御西小屋

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猪苗代湖

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切合小屋方向

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今回の縦走のもう一つの目標は、大日岳に登ること。実はこの大日岳2128mで飯豊山より25m高く、連峰の最高峰なんですよ。でも、縦走ルートからそれていて人気はいま一つなんですかね?それに最後の急登、苦しかったですね。御西小屋から往復で3時間もかかりました。

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ノンちゃん

御西小屋から大日岳を往復している時、一人の若い女性に出会いました。山って意外にあわただしく登る人が多くて、時々立ち止まって写真を撮ったりホントに山が好きだって感じの方でした。聞けば彼女は単独行で、今夜は同じ本山小屋に宿泊とのこと。思い切って今夜のメインディッシュ、「キムチ鍋」に誘っちゃいました。

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大日岳に沈む夕陽

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キムチ鍋の仕上げの雑炊 美味しくてメインは撮り忘れちゃいました。

本山小屋のキムチ鍋はノンちゃんも加わって大いに盛り上がりました。ノンちゃん都会っこなんだけど農業にあこがれて山形に移り住んできたらしいんです。まだ農家には、なれてないみたいですが、「志や良し」ですよね!

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大日岳の夕焼け

本山小屋の管理人さんはユニークでした。土日利用のツアーは一般客の迷惑だから断った武勇伝を披露してくれました。我々にとってはうれしい話ですよね。「オレは一流のものしか食べない」ってのが持論でしたが、いただいた手作りのマリネは美味しかったですね。話半分に聞いていましたが、もしかしたらホントかもしれませんね。

僕たちがノンちゃんを肴に大いに盛り上がっていると、管理人さんから夕陽がいいよと声がかかりました。陽がちょうど沈む頃を撮ったから安心していたら、沈んだ後の夕陽ってすごいんですね。感動しました。明日もがんんばろうかな~。
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飯豊本山小屋より東方の空を望む(米沢?)

今回の飯豊山行のもう一つの目標は、いつか朝日連峰の山中や秋田の比内町で見たような、こぼれるような星空を見ることでした。

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画面中央から下方にかけて、天の川のけむりのような流れが見えます。

モニターの不具合ではありません。


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9月の南の空(ヤマケイポケットガイド星座・星空より)



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運よく24日の夜は満天の星空でした。あの星を写真に撮りたい。星空を撮ったことはなかったが試しにシャッタースピードを遅くしてみた。石垣にのせて押さえて撮ってみたがうまくいかない。

そうこうしているうちに、南の空を見ると星空を縦に湧き上がるもやのようなものが見えた。あれが天の川か。

闘志に火がついた。シャッタースピード5秒。三脚は重くて持っていけないので、石垣に5秒間押し付けて夢中で撮った。確かに肉眼では見える。祈るような気持ちで撮った。

あの震災の夜も満天の星空だった。全ての文明が止まった時、けがれのない原始の光が現れたのだろう。

賢治は「銀河鉄道の夜」で、「水が深いほど青く見えるように、天の川の底の深く遠いところほど星がたくさん集まって見えしたがって白くぼんやりみえるのです。」と語っている。

・・・・帰ってきて恐るおそる写真データを取り込んでみた。な、なんと「天の川」が写り込んでるではないですか。しかも図鑑で、何個かの星まで特定出来ました。感謝です。
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切合(きりあわせ)小屋の朝日

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飯豊2泊3日行程(GPS軌跡)

先週末は、テレマークスキーの仲間、Tさん、Hさん、それに平均年齢が高くなっている我々の切り札と期待する若手S君と飯豊連峰を縦走してきました。

実を言うとボク、先日の大東岳と6月の船形、最後はバテバテでしたから、今月に入ってから毎日40分ほどジョギングをしてこの山行に備えてました。

初日は大日杉小屋から登り始めて切合小屋までの、コースタイム7時間の行程です。

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出発地「大日杉小屋」

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鎖場(くさりば)

飯豊連峰はどこも同じらしいのですが、いきなりの急登をあえいで行くとこの鎖場、これには度肝を抜かれます。

「いつも登り始めは、来なきゃ良かったって思うんだよな」ってつぶやいていたらS君が「ホントですか?」と聞き返してきました。

強そうに見えるのかもしれませんが、オレ、ホントは意気地なしなんですよ。S君安心してください。

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御田(おんた)の杉

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漆の紅葉

ちょうど1000mのあたりに御田(おんた)の杉があります。Hさんが漆の赤を見つけました。苦しいと下ばっかり見ていて、見逃しちゃうんですよね。時々声をかけてもらうとありがたいですね。でも、第一目標の地蔵岳1560mはまだまだです、先を急ぎます。

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切合(きりあわせ)小屋

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地蔵岳には3時間半かかりました。やっぱ飯豊手強いですね。

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目洗清水(めあらいしみず)

飲み水を切らしたS君、地図で見た地蔵岳下の水場と目洗清水に果敢に降りて行きましたが、空振りでした。Tさんの解説では、残雪期だけの水場なようです。でも後から考えたら、水は分けてあげましたから頑張って降りていったS君、我々のことを考えて無理したようですね。見どころあるなって思っちゃいました。

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沢に下りてしまう

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地形図には種蒔山の手前をショートカットするように書いてあります。今回の言いだしっぺはボクですから、一応リーダー的な立場なのでしょうか、分かれ道で返答を求められてOKを出したのが運の尽き、道をたどって行くと沢に入ってしまいました。

Tさんの、「迷った時は戻るのが鉄則」の声で引き返すことにしました。皆さんごめんなさい。地形図の沢地形が読み切れませんでした。

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結局30分ほどのロスをしてしまいました。

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切合(きりあわせ)小屋

15時15分、ようやく切合(きりあわせ)小屋到着です。7時半出発ですから、7時間45分の熱闘でした。

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磐梯山

途中晴れたり降ったりの天気でしたが、切合の小屋から磐梯山が見えるのは珍しいことだそうです。

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今夜のメインディディッシュ「すき焼き」

今回の山行、食事は各自作るのが原則でしたが、一緒に山に行って各自そそくさと食べるのも寂しいかとYY館の佐藤さんに相談して、夕飯のメインディディッシュはこの「すき焼き」になりました。卵と豆腐は必須と言われましたが、重いから勘弁してもらいました。でも美味しかった~。佐藤さん、そして前日買い物に付き合ってくれたウチの山の神さま、ありがとうございます。

明日もがんばるぞ~グッド!つづく