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花巻人形「熊金」(熊と金太郎)

花巻人形に凝っていた頃、この熊金(くまきん)と出会った。

ひょうきんな顔、中年を思わせるお腹、それに押されてちぃさく縮んだパンツ。

後ろを振り向こうとしているのか口を開けた熊の表情、首の月の輪。

この熊金の何もかもにほれ込んだ。

だが、ない!ない!

柄の先についた金太郎の象徴の斧がない。

・・・仕方がないので、想像で作ってみた。

子供の頃。絵本で見たのは確かこんな形。

色はいつか付けようと思っていた。

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・・・それから2~3年後だったろうか?

熊金が、完品の熊金が見つかった。

派手で、大胆な斧を持った金太郎が見つかった。

願いは叶うこともあるんですね。

斧、当たらずとも遠からず・・・だったかなあ・・・。
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2013.02.11

食べそびれて、いつのものかわからないほど眠っていた超古々米。

積雪の日が例年より多かったせいもあって不憫に思えたから、毎日のようにすずめに与えていたら、こころなしか太って見えた。

「すずめが美味しそうにコロコロしてるなあ」

「だから~!飛べなくなくなっちゃうんじゃないかしら?」

「大丈夫!オレだって走ってるんだから!」
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なにげなく入った仙台の骨董店

ふとみると懐かしげな景色の山水のそば猪口

いつものくせで底を見ると、二つの指跡らしきもの

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すると裏側にもう一つ、親指の跡があるはず

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これは釉薬(うわぐすり)を掛ける時についた指跡

親指、人差し指、中指の三本で器をつかんで釉薬の泥に浸す時に残った跡

ボクの見立てでは、この猪口は「切込焼(きりごめやき)」

とすると、嘉永の頃

160年ほど前の名も無き職人の指跡

こんなさみしい冬の夜は、そんな時代のことをしのんでみましょうか?