この記事を書いた次の日だったかしら

ありがたい、叔母たちの存在

 

従姉から電話があり

 

兄が緊急入院して、余命が1か月だという事を知りました。

 

その時に借金があると言い出したので、従姉が急いで市の無料弁護士相談に行き、弁護士さんが「借金は従姉にはいかないけど、妹さんのところに行くから、先に伝えておいた方が良い」と言ったので、私に連絡をくれたということ。

 

その前に1年半前くらいかしら…同じ従姉から「〇ちゃん(兄)がね、ガンだってわかってね。治療費とか援助できないかと思って電話したの」という電話がかかってきた。

 

私はもちろん断った。

大学生の息子にお金がかかるから。

 

従姉は「病院の先生がね、車と家を売って生活保護を受けて手術しなさいと言ってくれているから、こちらの心配はしないで」と言ってくれたので、遠慮なく心配しなかった。

 

それが、急に借金や余命が1か月?

 

たぶん、やる事は相続放棄だろうとは思っていたが、区の無料弁護士相談へ電話してみることにした。

 

受付のおじさんが「あぁ相続放棄ね」というので、私は「相談の必要もないですか?」と聞いてみたが

おじさんが「いや~一度いらっしゃいよ」というので予約をした。

 

当日、弁護士さんが一通り話を聞いてくれて、「相続放棄は簡単だから弁護士に頼まないで自分でやりなさい。」というので、不安だけどそうしようと思った。

 

従姉から聞いた兄の様子を弁護士さんに話したら「お兄さんは達観されたのかも、会ってみたらどうですか?」と勧めてきた。

 

そうねぇ…話した内容をあらためて咀嚼すると達観していると思えなくもない。

 

最後には「理想的な生き方ですね。」と弁護士さんは涙をぬぐった。

 

でもね、相手は母に次ぐモンスターなのですよ。

 

会うかどうか、よーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく考えないと!

 

弁護士さんは「会うのが無理でも手紙とかどうです?」なんて言っていたけど、病院すら知らないし~。

ということで、感動している弁護士さんを置き去りにするように部屋を出ようとしたら、「念のためにこれを渡しておくね」と同じ質問は区ではもうできないから、何かこの先相談したいことがあったら一ヶ月以内にこちらに電話しなさいというカードを渡してくれた。

 

帰り道、会う?いやいや無理でしょを行ったり来たり

 

もし会いに行って私にしたことを謝ったとしても、口先だけだし、すぐに同じことするし

 

と、会いに行った妄想してみた。

 

この時、カツ~んと頭にある考えが来た。

 

「ここまで我慢させたのに台無しにさせられない」

 

という考え。

 

正直、すぐに意味が分からなかった。

 

でも、落ち着いてみると

 

私の事を踏みつけて(精神的にも身体的にも)自分のプライドを保っていた兄

それを関係を断つということで、強制終了させた私

 

その時、兄にとって私はストレス解消になる麻薬だなと思った。

 

そう・・・断薬させたも同然。

 

それを今になって麻薬の私が顔を出したら…

 

そして…頑張って断ってきた兄の感情が津波のように出てきたら

 

双方にとって良くないよね…。

 

麻薬中毒者が「断薬が辛くて死のうと思ったけど、死ぬ前にもう一回やりたと思って死ぬのをやめた」と言っていたことを思い出した。

 

折角、ここまで我慢させたのだから!

 

私は強くならなくては!

 

強くなって、断固会うのは拒否だ!

 

幸い、コロナで面会も中々できないし、なんだったら死に目にも会わせられない状況だった。

 

 

つづく