お父ちゃんは、ゴパンでおもちを作りたかったのだ
「はい、お父ちゃん、作って下さい
」
お父ちゃんは、もち米を洗って、ゴパンにセットした
「結構、熱くなるね~」
「もう混ぜるはずなんだけど・・・・動いてないよ・・
」
「なに
」
スプーンでほじくってみたら、
な・な・なんと、上のほうのもち米は、ヒカヒカ
下は炊けてる
で、ちっとも羽が動かず、こねないじゃんか
「も~~~~~、また失敗
」
何がいけなかったんだ
羽が動かないってことは・・・・ケースがしっかり下まではまってない
結構奥まで押し込む
すんなり入らないのよ
これは、間違える人、多くないか?
で、水を足して、もう一度最初からやってみることにした
だって、上のほうのは、炊けてないんだもん
今度は、こねだした
でも、3カップだと多いのか、しっかりおもちみたいにならなくて、
つぶつぶ残りの中途半端なのになった
缶詰のあずきときなこをのせて
おお、おはぎ
だ
「”はんごろし”だ。
あたしは、おもちよりも、
美味しいかも。」
「何それ?」
もち米の粒が残る程度につくことを半殺し
おもちまでになってるのを、皆殺し
あんこも、つぶあんは半殺し
こしあんは、皆殺し
娘に、教わりました
ちゃんとしたおもちは、できるのか?