海に差し込む光を作ってみよう | CINEMA4D(Prime)レポート

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3DCGまったく初心者の私が『CINEMA4D Prime R13』と言うソフトと出会い、
脳から煙が出るほど膨大な情報と日々格闘しながら、
その多彩な機能を少しずつ覚えていくという”実験レポートブログ”です。

果たしてどこまで進歩出来るのか・・・。

今日は海に差し込む光を作ってみたいと思います。

この作り方はYouTubeで見つけました。

チュートリアルを公開しているのはDaniel Danielssonさんです。

海の光の作り方の他にもクラゲをモデリングするチュートリアルがあったんですが、いや~本当に素晴らしかった。

 

 

この動画を観れば、今回のブログを読まなくても作れるんですけど(=▽=;

自分がやった記録用として残しておきたかったので書いておきます。

 

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ではまず海をセッティングします。

 

 

ライトオブジェクトからスポットライトを選択します。

 

 

スポットライトを下に向けて、オレンジのポイントをクリック&ドラッグで広げます。

 

 

属性マネージャの「一般」のカラーを明るくて薄いブルーにして、可視光線をボリュームに設定します。

そして”光を放射しない”のチェックボックスをクリックします。

 

 

次に「可視照明」の”内側の大きさ”を500㎝”外側の大きさ”を1750㎝”にします。

この数値は動画で設定していた数値なので、自分が作ったフィールドの大きさに合わせて変えてください。

 

 

マテリアルマネージャで新規マテリアルを1つ作成します。

 

 

属性マネージャの「基本」で”発光”と”アルファ”のチェックボックスにチェックを入れて他は外します。

 

 

この状態で一度レンダリングして見てみます。

 

 

うん(=▽=)<OK~☆

次にアルファのテクスチャの設定をします。

 

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「アルファ」のテクスチャと書いてある横の△マークをクリックして”レイヤ”を選択します。

 

 

すると真っ黒いテクスチャが出てくるので、そこをクリックします。

 

 

「シェーダの属性」にある”シェーダ”をクリックして”ノイズ”を選択します。

 

 

するとレイヤにノイズの項目が出来るので、オレンジの”ノイズ”と書いてある横のシェーダの模様をクリックして、編集項目を表示させます。

 

 

さあこっからは、「シェーダの属性」項目にある赤い丸のある所の設定を全て変えていきます。

 

 

設定は以下の通り↓

 

カラー1:白

カラー2:黒

ノイズの種類:Cranal

細かさ:3

全体スケール:200%

アニメーション速度:0.75

下をクリップ:14%(Daniel Danielssonさんは動画の最後の方で28%にし修正していました。でも数値はお好みで調整してください。)

上をクリップ:54%

 

これでシェーダの模様が変わりました。

この模様の上でマウスの右クリックを押すと”アニメーション”というのがあるので、そこをクリックするとシェーダが動き出します。

※アニメーションを止めたい時は、”アニメーション”のチェックを外すと止まります。

これを見て今現在の設定でシェーダがどのように動くか確認することができます。

 

 

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「アルファ」に戻って”アルファチャンネルを使う”のチェックボックスを外します。

※ 戻る時は黒い▲を押すと戻ります → 

 

 

これでマテリアルの準備が出来ました。

 

 

次にディスクオブジェクトを作って、オブジェクトマネジャにあるライトオブジェクトの子にします。

 

 

スポットライトの上の方にディスクオブジェクトを移動して拡大し、作ったマテリアルを適用させます。

適用させるときはマテリアルマネージャにあるマテリアルをクリックしてオブジェクトにドラック&ドロップするか、オブジェクトマネージャのファイルにある”ディスク”にドラッグ&ドロップしてください。

 

 

ここでまた「シェーダ」に戻り、シェーダ属性にある”レイヤ効果”をクリックして”歪み”を選択します。

 

 

レイヤに新しく「歪み」が追加されたので、赤枠で囲った部分の設定を変えていきます。

 

 

設定は以下の通り↓

 

ノイズ:Cranal

強度:8%

細かさ:1

アニメーション速度:50%

 

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ここでもう一度レンダリング結果を見てみましょう。

 

 

光はいい感じになってますけど、ディスクオブジェクトが見えてるので変な感じですよね?

でも大丈夫です。

これからそのオブジェクトを見えなくする方法を書いていきます。

 

 

オブジェクトマネージャの”ディスク”ファイルの上でマウスの右をクリックして”CINEMA 4Dタグ”を選択すると、色んなタグがズラズラ~っと出てくるので、その中から”コンポジット”と言うタグを選択します。

 

 

タグを使うとオブジェクトに色々な機能を付け足すことが出来ます。

今回選んだコンポジットタグはレンダリングに影響を与えるタグです。

 

属性マネージャを見ると、チェックボックスにたくさんチェックがついていると思いますが、今回は”影を落とす”だけを使うので、それ以外のチェックは全部外します。

 

 

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これで設定は全て終わったので、レンダリング結果を見てみましょう。

 

 

Wow 目キラキラいい感じです。

光の筋が出来て、海の中に差し込む光っぽくなりました。

後はライトの位置やカメラの位置を直して・・・

 

 

はい(>▽<)!海の光が出来ました~クラッカー

応用によっては、木の間から差し込む光なんかも再現出来そうな気がしますね。

Daniel Danielssonさん、素晴らしいチュートリアルありがとうございました。

勉強になりました。

 

 

今回、シェーダにレイヤを作って色々な設定が出来ることがわかりました。

シェーダの設定は、ほんとに細かく色んな事が出来るので、使いこなせば様々な表現をすることが出来るようになると思います。

タグにも色んな種類があるので、こっちも使いこなせるようになったら面白いだろうなって思いました。

でも私はまだそこまで使いこなすほど凄い作品を作ったことがないので、この機能を本格的に使う日が来るのはまだまだ先だろうな~・・・おほほ(-▽-;

でも今回海の光を作ってみて、これだけ色々な事が出来るんだということが分かったので、チュートリアルを観てよかったと思います。

 

あっひらめき電球そうそう海と言えば、海の作り方を探している時に良さそうなプラグインを見つけました。

それは『HOT4D』と言うフリーのプラグインです。

このプラグインを使えば海の波の表現が出来るんです。

いや~プラグインって凄いですね目

ダウンロードの仕方はリンク先のページに載ってますので、興味のある方は行ってみてくださいね。