小枝を作ろう その3 | CINEMA4D(Prime)レポート

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3DCGまったく初心者の私が『CINEMA4D Prime R13』と言うソフトと出会い、
脳から煙が出るほど膨大な情報と日々格闘しながら、
その多彩な機能を少しずつ覚えていくという”実験レポートブログ”です。

果たしてどこまで進歩出来るのか・・・。

今日は前回作った葉っぱをアルファ抜きしていきます。


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マテリアルマネージャの葉っぱのマテリアルをクリックして、マテリアル編集ウィンドウを表示させます。


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画面右側を見ると↓カラーのテクスチャのところに”葉.tif”のファイルが入っています。

ここで画面左側にあるマテリアルチャンネルの中の”アルファ”にチェックをつけます。


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すると右側の表示が、カラーからアルファの編集画面に変わります。


テクスチャのところを見ると、まだ葉っぱのファイルが読み込まれてないので、写真の①にある白い三角をクリックして画像を読み込みます。


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※②でも読み込む事は出来ますが、読み込んだ後、長いバーの方をクリックすると、シェーダの属性を編集するウィンドウが開くようになります。

長いバーの右にある”...”のバーの方は、普通に”ファイルを開く”ウィンドウが表示されます。


その中にある”画像を読み込む...”をクリックすると”ファイルを開く”というウィンドウが表示されるので”葉.tif”ファイルを開きます。


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ファイルが開くとテクスチャのところに”葉.tif”のファイルが表示され、左隅にあるマテリアルのプレビュー画面に表示されているマテリアルが半透明になります。

これはファイルを読み込んだ時に”画像の濃度を使う”のチェックが自動的についたからです。


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”画像濃度を使う”は、テクスチャの黒いピクセル部分が切り抜かれ、グレーのピクセル部分が半透明になります。

ビューで葉っぱを確認してみると、濃度の濃い所が切り抜かれ、その他の所は半透明になっているのが分かります。

※濃度の違いが分かるように葉っぱオブジェクトの後ろに、白い立方体オブジェクトを置いてます。


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でも今回はこの機能を使わないのでチエックを外します。

すると”切り抜く色”と”切り抜く範囲”というところが選択出来るようになりました。


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この二つの機能を使うと、アンチエイリアスのかかっている画像の縁をきれいに取り除く事が出来ます



ここでプレビューのマテリアルの上でCtrlキーを押しながらマウスをクリックしてみます。

するとクリックした位置の色が切り抜く色として表示されました(写真の赤枠部分)↓。


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でも葉っぱの色を切り抜いてもしょうがないので、葉っぱの周りの色を表示させたいんですが、プレビューで見るとその部分が出てないのでクリック出来ません。

そこでマウスのポインタをプレビューの上に置いて、Shiftキーを押しながらマウスをドラッグします。

するとプレビューのマテリアルがぐるぐる回転しますので、葉っぱの背景の色が見える場所で止めます。


そして葉っぱの縁の外側、アンチエイリアスがかかっている部分に近いところをCtrlキーを押したままクリックします。

すると背景の緑色がズボッと切り抜かれます。

ただしマウスのクリックする位置によって、葉っぱ自体が切り抜かれてしまう事があります。


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葉っぱの色がまばらに抜けて形がうまく抜けない場合は、切り抜く色のカラー表示のところをクリックするとカラーピッカーが出てくるので、色を微妙に調節しながらプレビュー画面を見て切り抜く色を決めていきます。


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切り抜く範囲も同様で、カラー表示をクリックするとカラーピッカーが表示されますから、同じ様に切り抜く範囲の色を色々探ってみて下さい。

調整を繰り返していると、その内葉っぱだけがすぽっと切り抜かれます。



これでアルファ抜きが出来たのでレンダリングして見てみます。


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背景の立方体オブジェクトと葉っぱの重なっている部分を見てみると、葉っぱの周りにあった緑色が完全に切り抜かれているのが分かります。
また回りを緑色に塗り潰した事によって、アンチエイリアスの縁が自然な感じになり背景が浮いて見えません。


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葉っぱの形を作る事は出来ましたが、このままだと形が平面過ぎるので、もう少し葉っぱらしい形に変えたいと思います。


葉っぱのファイルを選択してナイフツールを選択し、写真のようにカットします。


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エッジツールを選択して、両方の葉っぱの左右のエッジを少し上の方に引き上げます。


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後は葉っぱを横から見て、少し湾曲させるようにエッジを引き上げていきます。


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そしてオブジェクトマネージャにある、葉っぱのオブジェクトを4つコピーしてペーストし、その葉っぱを枝に配置して大きさなどを調整すれば小枝の完成です。


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最後に、ライトを配置して影の種類を設定してレンダリングしてみます。


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これで小枝の完成ですクラッカー

うおおお~やった~(T▽T)/


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このアルファ抜きの方法に関しては、まだちょっと作業にあやふやなところがあるので、もう少し勉強してみたいと思っています。

今回の葉っぱは何とかうまく抜けましたが、もう一度別な物を作って本当にこの方法でいいのか検討してみたいと思います。


尚、アルファ抜きの方法は、CINEMA4Dのヘルプにある”マテリアルの設定/マテリアル編集:アルファ”にすごく詳しく載っていますので、そちらを参考にしてみた方がもっと分かりやすいと思います。

※Photoshopでの作業は載っていません。


アルファ抜きの機能もしっかり書いてありますからね(=▽=;



アルファ抜きを使っているゲームの画像を見て、チュートリアルを探して、試して、やっと作れたアルファ抜き画像・・・・。

初めて画像がスポッと抜けた時は本当に嬉しくて、思わず「抜けたーっ!(>▽<)」と万歳したくらいです。

これを覚えてからゲームを見る目線もすっかり変わってしまって、フィールドで使っている部分を見つける度に「これもアルファ抜き・・・。」と思うようになってしまいました。


いつかゲームのフィールドを作れるようになったら、色んなところにアルファ抜きのアイテムを設置してみたいですね(^^)