カナダ・オープンコート記者のステファニーが出していた記事で、USオープンエントリーリストが出た際に、このようなものがありました。
WTAではプロテクトランキングを使ってのグランドスラムエントリーは2大会のみに限られているが、ATPではグランドスラムにおいて、その「2回」という制限はない。しかし、同一グランドスラムへの一回を超えての使用を禁じている。
これが、ラオニッチが今年のウィンブルドン本戦にエントリーしなかった理由。(彼は去年ウィンブルドンに出場した)
そして去年ラオニッチは、プロテクトランキングを使用し全米に出場したものの1回戦でチチパスに敗退、今年彼が全米に出るには、ワイルドカードを得る必要がある。
同様のことは我が推しにも言えて、去年撤退はしたものの、全米にエントリー、ドローにも入っていたので、プロテクトランキングを使用したとみなされたということですね。そして、今年の全米でのプロテクトランキングの使用は不可能だった、というのが今年の全米のエントリーをしなかった理由かな、と想像します。5セットマッチの全米を「回避した」というよりは、ATPのルールにより、今年の全米へのエントリーが不可能だった、という見方の方が自分はいいように思います。
優勝2度を誇るナオミには間違いなくワイルドカードが降りると見ていますが、準優勝1度、ベスト4が2度、34歳の500位代は、ワイルドカードを得るには及ばなかったでしょう。
WOWOWは、撤退でもなく最初からエントリーしなかった推しを全米の宣伝商材に使用することなく、全米を宣伝しなければならない。推しの姿を見るためにWOWOWに契約している加入者が、推しが最初からいないとわかっている全米に睡眠時間を削って果たして注目するかどうか。裏のコモチャレンジャーを推しの試合だけでも放送する方がよほど視聴率取れそうに自分は思う。。。
ATPの2024年ルールブックをようやく探し当てました。
https://www.atptour.com/en/corporate/rulebook
ここから、IX ATPランキングをダウンロードし、読むことができます
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エントリープロテクションの中の、リミットユーズの項です。
1グランドスラムのシングルス、あるいはダブルスにエントリーするためのプロテクトランキングの使用は、グランドスラム大会につき一度に限られている。