今夜は全日本フィギュア女子フリーの戦いを見てました。
大ちゃん引退以降、すっかりフィギュア熱が冷めてしまった私だけど、ピョンチャン五輪の年でもあるし、新聞でも盛り上がっているので、ちょっと興味が沸いて。たぶんケイが休養中なので、テニスが大半を占めていた私のキャパに少しスペースが出来たんでしょうね… フィギュアでも見てみようかという。
私の注目はサトちゃんでした。彼女が若手の追随をかわして、第一人者としての存在感を示すことが出来るのか？
実力知名度から言えば、彼女がオリンピックへの切符を手に入れるのが順当だと思ってましたし、それよりも私は彼女にケイを重ねて見ていました。股関節の疲労骨折からの復帰を経て、女王の座をキープする。真に強い者は、怪我という試練を乗り越えて再び元の地位にたどり着けるのだ、という私の理念が正しいものであるかどうかを、彼女の勝利が証明してくれるはず、と祈ってました。彼女が勝てば、その理念に基づいて、ケイもきっと復帰してトップの座に返り咲ける、という共通点。
彼女がジャンプを一つ一つ降りるたびに、よし、よし、と頷きましたよ～。一つの失敗も許されない中で、ほぼパーフェクトの演技。しなやかで気迫こもった素晴らしい演技だったし、何よりも積み重ねてきた練習から得た自信が、あの緊張の舞台ですごく感じられました。私は彼女をとてもシャイな子だと思ってましたが、最後のガッツポーズを見たとき、あ～彼女もアスリートだったんだ、と改めて思いました。そのガッツポーズに彼女の負けじ魂をすごく感じて。女王のプライドを若手に見せつけたな、と思いました。
ケイも恐らくそうだろう、と同時に思いました。インタビューではいつも穏やかな表情で正直に答えるけど、心の中はどうだろう？沸々と煮えたぎるものはあるのでは？
サトちゃんは、復帰したNHK杯の前に、痛みなく滑ることが出来るのが嬉しい、とコメントしていましたが、ケイにも早くそういう時が来るといいな、とひたすら思います。何時間もの負荷にも痛みなくプレイ出来る自信。自分の中でのゴーサインが必ず出ますように…