ブリスベンテニス準々決勝 | All the best for them

All the best for them

好きな人と好きな人に関連するあれこれ、好きな物、家族とのことを細々と、時間があるときに綴っています。





















 

Kei Nishikori 6-1,6-1 Jordan Thompson

久々に見たケイの圧勝劇でした。
なんかいつもの悪い方の錦織劇場がないのが
物足りない?…って贅沢なことを言ってはいけないですよね。
ケイの試合はいつもドキドキしながら見ていますが、
その中でも今日は、
ドキドキ度よりも興奮度が上回る嬉しい展開でした。

トンプソン…15年のクーヨンで当たっていたのですが、
私、全く記憶に残ってなくて。
確かめたら結構きわどい勝利でした。
でも、きわどい試合は昨日制したので、
今日はきっと気を引き締めて臨んでくるだろう、と思ってました。
以前はここでバーニーにも勝ってるし、
相手がオージーでも、
フランスでフランス選手とやるほどではない、
そんなの気にしないだろう、とも。
で、ジョーダンの表情を見たときに、
これに負けるようではあかんで、と
内心思ってしまった…
というのはジョーダン、私から見て、
そこまで鋭そうなイメージを感じられなかったから…
(ジョーダン、ごめん)
でもって、
貴男さんが、ATPでベスト8が1度だけなのにこの順位ということは
チャレンジャーで成績を重ねてきたのでしょうね
とずばり…鋭い見方だな…

今日のケイは、ひさびさにキャップ姿での登場でした。
どちらか選びなさいと言われれば、
私はバンダナケイが好きだけど、
キャップ姿のケイには、
ザ・テニス少年という雰囲気が漂っています。
試合始まってみると、
やはり貴男さんの指摘どおりだった…
もちろんケイのテニスが素晴らしかったのは言うまでもないのだけど、
いきなりのダブルフォールト2連発…
世界5位を目の前にしての緊張からか?
あっさりブレイクを果たしたケイは、
もうジョーダンの力を見切ったのか、
その直後の自身のサービスゲームから、
ジョーダンを翻弄し始めました。
ジョーダンの攻めが素直すぎたというのもあるのだろうけど、
ケイが真ん中のポジションから
右へ左へジョーダンを動かして、
ストロークで完全に支配していました。
しっかり構えて狙いを定めるから、
ウィナー続出だし、
逆にジョーダンは、ケイに深く攻められて、
もうなす術なし、という感じ…
そんな中でも、今日のケイは緩めることがなかったですね。
1セット目の5-1、30-30のときだったか、
フォアのストレートが大きくオーバーして、
あれ、きっと「あーほー」って言ったんでしょうね。
その後「もう」とか言いながらラケットを手でバンバン叩いた
あのシーン、真剣なのに、笑えました。
ときどき思わず出てしまうケイの日本語の叫び、
結構好きです。
後、ボールキッズやアンパイヤに飲み物やガットのこと、
バスルームを取ることなどを話しているシーンも。
耳を澄ませています。
今日は1セット目終えて、
ベンチに向かう途中でバスルームと声をかけてましたね。
その後、上半身脱いだまま肩にタオルをかけて、トイレへゴー。
かっこよかった~。
2セット目でもケイの集中力は途切れることなし。
ドロップもおもしろいように決まるし、
ロブも出るわ、最後にはエアKまでサービスしてくれて、
私からすれば、まるでケイの練習を見ているようでした。
チャレンジャーを主戦場にしている選手と、
世界トップで戦う選手とではこうも違うのか?
力の差を見せつけられて、
私自身がケイのテニスのレベルの高さに
改めて驚かされた次第です。
そういや、対戦後のケイの言葉…
「彼はダビドと対戦して疲れていたんだろう」という
労いにも似た言葉、
どこかで聞いたことあるな、と思ってたら、
同じ台詞、あなたジョコからロンドンでかけられてたわ…
発する言葉にもトップの風格が漂ってますね。

そして、次はスタンと。
これもちょ~っと分からんな~。
私としては、勝っておきたいと思うんだけど…
スタンという人はやってみないと分からない怖さがあって、
見当もつきません。
でも、ここを超えて、
ミロシュとするケイを見てみたい気がします。
(ミロシュが上がると見込んでますが)
今のミロシュは強いなと思っています。
ラファとの一戦も第1セット落としたけど、
落ち着いていたので、逆転するかもと思っていたら
その通りになりました。
以前のドタドタというイメージがすっかりなくなり、
表情もぐっと引き締まって、大人っぽくなり、
次期チャンピオンを狙うにふさわしいオーラを
備えつつある、そんな印象を今持っています。
もちろんケイにもそれを感じているので、
2人の力比べには、興味があります。

日曜まで勝ち残ることが出来ますように!