「あの漢方薬は解熱作用と
体力が回復するよぅにと考えて
わざわざ調合したと言うのに‥
そもそも薬が美味い訳なかろう!!
バカたれがッ!!
」
怒り心頭でプンプン怒る
やよいちゃんに
「ご、ごめんなさい、でも
やよいちゃんがにのの為に
作ってくれた漢方薬だよって言ったら
ちょっと照れくさそぅだったけれど‥
ちゃんと飲もうとしたんだよ!
けど‥吐いちゃって…
やよいちゃんの怒る気持ちも
わかるけどにのだって漢方薬を
飲もうとしてたもん‥」
もぅ、どーしたら良いのか
分からずに半べそのオイラに
「…熱は計ったのか?」
「えっと‥38.8℃」
ずいぶん熱が高いなって
やよいちゃんが呟き
「漢方薬を飲めんとなれば
市販薬に頼るしかないが
食事はしておるのか?」
「昨日の朝から何も‥」
「何も!?」
やよいちゃんが難儀じゃのぅって、
大きなため息をついて
「漢方薬は受けつけられない
かと言って何も食べておらんとなると
市販薬も負担があって勧められん
こりゃ無理じゃ。」
やよいちゃんがお手上げって、
くるりオイラに背を向けるから
「無理って、そんな事言わないで!
頼れるのはやよいちゃんだけ
なんだから!!
オイラ何でもするからっ、、
お願いだからにのを助けてよ!!!」
店の奥へ引っ込もうとする
やよいちゃんの服の襟首を
鷲掴みし逃すまいと力いっぱい
引っ張ると
「グェッ
‥く、苦しい、やめんか!
わかった、わかったから離せっ💦」
その言葉を聞いてジタバタ暴れる
やよいちゃんの襟首を掴んでいた
手をパッと離すと
「ふうぅぅ…危ない‥危ない…
殺されるとこじゃったわい
ほんに、予想を上回る手のかかる
奴らじゃ…仕方ない…アレを使うか」
「アレって、 熱を下げる方法が
他にもあるの?」
漢方薬でも市販薬でもない
熱を下げるそんな魔法みたいな
ものがあるなら何がなんでも
手に入れたい!
一筋の光りに顔を輝かせる
オイラとはうらはらに
やよいちゃんが見た事ない
真剣な顔つきで
チョイチョイもっと近くに寄れと
ゼスチャーし何やら秘密めいた
雰囲気にゴクリと固唾をのみ
「できればアレは使いたくなかったが
やむを得ん最終手段じゃ」
重々しい低い声で
そぅ前置きし
「座薬じゃ。」
「え?」
台風大丈夫でしたか?
すみません大変な時に
それなのに‥
はい。
変態めいて参りました
➰
コロン。


