しあわせ一番町 2 | にいののブログ

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(´・∀・`)(*.゚ω゚)おーみやちゃん達の

ゆる~い腐妄想小説もどきです。

読んでいただけたら嬉しいです。









微かに薬品の匂いがする店内‥

しわしわの手が慣れた手つきで
古びたノート
〃滞在・住民帳簿〃を開き

「名はなんと申す?」
『二宮‥』

使い込んだ黒の万年筆で
さらさらと‥  勝手に 

「二宮‥金次郎な」
『違います和也です』

「金次郎はいつまでこの島に
滞在予定かの?」

『ねー、大野さんこの婆さん
耳が遠いかボケてらっしゃるのかな?』

「まだボケとらんわいっ
   なんちゅー、失礼な奴じゃ!」

ババア…
 ちゃんと聞こえてんじゃねぇかよ‥』


初っぱなから相性最悪な二人に慌て
にののシャツの裾を引っ張り

「にの、この人この島の所有者で
やよいちゃんってーの!  で、
やよいちゃんも前に話してた‥ あの、
これがオイラの‥にの、/ / / /二宮和也」

『ご紹介に与りました
これがオイラの二宮和也です。
やよいちゃん どーぞヨロシクね?』

いかにもおざなりに微笑むと
もぅこれ以上話す気がないって風に
おもむろに椅子から立ち上がり
店内を物色し棚に並んだ市販薬や
ドリンクを手にとって、

『へぇ~意外。超ド田舎のわりに
そこそこなんでもあんじゃん』


にのが棚の後ろ側に回り込み
商品を手に取る様子を眺めていた
やよいちゃんが

「随分礼儀を知らん嫁みたいじゃな」

「何時もはもっと礼儀正しぃのに
おかしぃな、ごめん悪気はないんだ」


「しかしまぁ、この様子じゃと
  長くはもつまい」

「え?」


「あんな軟弱そぅでまっ白けの奴が
厳しい北の離島に耐えられるとも到底
思えんし‥それに何よりこの島があまり
お気に召さんよぅじゃ(笑)」

1ヶ月‥  否、2週間がせいぜい
関の山だと呟きそれに返す言葉もなく

ただ青ざめるオイラを やよいちゃんが
訝しがるよぅにじっと見つめ

「お主‥ まこと金次郎はそなたと共に
ここで生涯暮らすと言うておるのか?」

「やよいちゃん、それは‥あの、、
  にのは、、 … 金次郎じゃなくて‥」


痛いとこを突かれ
しどろもどろ口ごもるオイラに

ひょっこり棚の後ろから顔を出した
にのがホコリをかぶった小さな
茶色の小瓶を片手に大声で、


『じぇじぇじぇっ、

ちょ、大野さんコレ見て
2015年期限切れの夜は
ビンビン赤まむし
発見!!』





「…… 帰るぞ」