ぐにゃ。
…むぅ。
…ネクタイって
結ぶの… にがて…
ニノ…?
「…。

ニノ…?」
返事がない…
いつもは…
オイラが衣装にまごまごしてたら
『 ほら、時間ないよ
かして…?』

すぐに…飛んできて
『 はい、どーぞ。』

「ん♪」
手伝ってくれんのに…
チラリ
ニノに視線を向けると
テーブルに肘をついて携帯をいじってる…
最近…前にも増して
携帯をいじってる率が高くなってる。
気にしない…。

気にしない…。
だって… ちゃんと
ニノの口から ハッキリ
゛『 オレは さとしのモノ…』 ゛
そー ……言ったもん。
………。
言ったもん!!
堪えられず、
「 ニノ! ! …やって。」
大きな声で名を呼べば…
ハッ…と顔を上げて携帯をテーブルに置き
やっと こっちに来た。
ネクタイを結びやすいよーに
「ん。」
顎を上向かせるオイラを見て
ニノが少し困ったように うつ向いて…
『 ネクタイ 苦手でしたね…
キレイに結ぶコツ教えるから
ちゃんと覚えて?』

自分のネクタイをお手本に
オイラに上手く結べるコツを
教えよーとしてくれる。
「 いぃ…オイラ ニノにしてもらう。」
『 ダメです。』
「 えぇ? 、… いーじゃん してよ。」
『 ダメったらダメ…自分でして下さい!』
強い口調のニノ。
「 なんで… ?
いつも …してくれるじゃん。」
なんだよ急に…
しかもそんな突き放したよーな言い方…
口を尖らせるオイラに
『 今までは…
… ずっと傍にいれたけど

オレ ナシでも…
出来るようになんなきゃ。』
そぅ静かに呟き…瞳を伏せる。
「 な…に? それ、 どーゆこと?
今までも… これからだって…
ずっと、オイラの傍にいるでしょ?」
どーして…そんなこと急に言うの?
ニノが どっかに行ってしまいそーで、
こわくて…思わずニノの両手を握りしめる。
ニノの手が ふるふる震えて
あはは…
『 はぁー………困りましたね。
こんな甘えたな
34歳見たことありませんよ。(笑)
これから
一人での仕事どんどん増えるんですよ?
だから… だから… ね? 、 こーゆーのは
一人で出来たほーがいーんです!』
って、 クスクス 可笑しそうに
涙目になりながら笑い…
オイラが 掴んでる手をゆるり…ほどいて
きゅっ。
『はい、できました…今回だけですよ?』
そー言って やさしく笑ってくれる
ニノは…いつものニノで…
オイラのネクタイをキレイに
結び直してくれた。
なんだぁ…
そー 言うこと?
確かにみんな
一人での仕事が増えてはきてるけど…。
はぁ━━━━…っ、よかったー
マジでぇ…
びっくりした…。
ホッとしてたら、
「わっ、!?」
手を…
グイッ、!! 強く引かれて
トン…
ニノがオイラの胸に顔を埋めた…
「 …ニノ?」
いつ誰が来るかわかんない楽屋で
しかも ニノからこんな事… 珍しい
オイラの匂いを吸い込むように
ニノが小さく深呼吸して…
身体の力を抜く
オイラに身体を預ける…その体温に
一気に鼓動が早くなる
胸に顔を埋めたまんま
くぐもった声で…
『 おーのさん…
お願いがあるんです…
アナタこの後 撮影で終わりですよね?
オレ もう1本仕事あるんですけど…
この間 会えなかったから…
オレの部屋で …
待ってて…もらえませんか?

アナタが…欲しいです』
熱を帯び…潤んだ瞳で
甘えるよぅにオイラを見上げたニノに
きゅん。
胸の奥がしめつけられる。
ほら、やっぱり
さっきまでの不安は気のせいだった。
オイラを…ほしいって…
オイラだって…
今、すぐにでも

ニノが…、
「 ん。 まってる…」
オイラはニノの
頼りない…細い腰を引き寄せて
強く抱きしめた…
オトナシク(*´・∀・`)ノマッテル♡
つづく。
さて、問題です 智は何回 「ニノ、ニノ」言ったでしょーかっ、?
(笑)(*´艸`)すみません。