「『 メイクおねがいしまーす♪』」
今日はオレとニノの二人で先に
メイク室にやって来て… 椅子に腰掛けると
お久しだな…
「 あれっ?
リンちゃん 久し振りな気がするよね?」
『 よっ! 元気してたか?
この間から なんか忙しそぅだな。(笑)』
ん?
ニノが何故か
リンを からかうように目を細めた。
リンちゃんが プクっ…頬をふくらませ
「 ニノちゃんって、
ホンっト、意地悪だよね。」
そー 言いながらも
さほど怒ってる風もなく…
ってか、
むしろ… いそいそ嬉しそうに
ニノの後ろを陣取りメイクの準備を始めた。
そー なると自然とリンリンがオレの
メイク担当って事になり…
「 あの、失礼してもいいですか?」
前髪を止めるピンを可愛くチラリと見せて
にっこり、微笑まれ
オレもつい、つられて微笑んでしまう。
「 あぁ、お願いします。」
鏡の前に置いてあった雑誌を手に取り
読んでるフリをして観察してみると
…なるほど。
智くんの言う通り 言われてみれば
リンちゃんは ニノが… いいらしい(笑)
しかし、常にオフってる智くんが
よくもまぁ… 気づいたよね?
やっぱり
愛するハニーの事に関しては…
アンテナ張ってますか(笑)
『 ダンボールばっか運んでたからさ
業者の人かと思ったよ。』
いつもの様に携帯ゲームを始めながら
ニノがリンちゃんに軽口を叩く。
「 …ひどい。
メイクshowとか観に行ってたり
新商品の搬入とか…… 忙しかったのよ!」
『 へぇ~、 メイクshowとかあるんだ?』
携帯から 顔を上げてニノも驚いてる。
「 常に海外とかの最新メイクを勉強して
取り入れないとね、これでも私…
一生この仕事していきたいから。」
照れくさそうに
笑いながら ニノの髪をセットする
リンちゃんが 少し意外で
「 え、じゃあ結婚とかしても仕事は
続ける派なの?」
鏡越しにリンちゃんに話しかけると
「 もちろん! メイクの仕事でいつか
海外に行くのが私の夢だもん。
結婚しても仕事は辞めないよ。」
「 へぇー、いいじゃん!
ちゃんと目標があるんだ。
じゃ、リンリンも仕事続ける派なの?」
「 あ… 私は…」
リンリンが答える前に
リンが大袈裟な大きなため息をついて
「 あー、翔くん リンリンはダメなの!
せっかくセンスがいいのに…
勿体無いんだから、
結婚したら家庭に入るんだよね?」
「 はい。 好きな人が帰って来るのを…
あったかいご飯を作って待ってたいな、
って…」
ふふっ。
自分で言った言葉に照れて瞳を伏せる。
そんなリンリンを見て…
リンが一人 このっ、♡ このっ♡
と、はしゃぎ出す。
「 前から思ってたんだけど
大野さんとリンリンって ほんわかした
雰囲気が似てるからかな…?
たとえば、
大野さんが釣って来た魚をリンリンと
二人で仲良く料理するとか想像したら
なんか微笑ましいって言うか…
ね? ニノちゃん 二人すっごい
お似合いな感じするよね♡」
『 ホント…
オレも そー思う。』
ニノ?
ピョコン 尸゛
コーミエテ ヽ(*´・∀・`)ハッテマス♡
つづく。


