指が広がらない原因は?
つい最近実際の生徒さんに話したことを思い出したので
ここに書いておきます。
音短生の生徒さん
学校の教授から手が固くて広がらないから
和音が汚いと言われたそうです。
実際さほど手が小さいわけでもないのに
その人は和音を上手く弾けません。
手が広がらないからです。
机の縁などに親指と小指をあて押し付けて
ギリギリいっぱいまで広げてみます。
この時点でオクターブが届かないくらい小さい人は
そうそういないと思います。
(私の友人二人は届くか届かないか…というほど小さいですが)
この“外部から刺激を与えて広げたギリギリ”
これがその人の届く範囲なのです。
昔昔の漫画で手が広がるように
水かきのところを手術で切り取ったという設定がありました。
物理的に広がるにこしたことはないのですが
一応広げることはできるのに
演奏の時、つまり自分の片手だけになると広がらない
これは手のひらの筋力不足です。
母指対立筋
小指対立筋
もっと色々な筋肉が関わってはいますが
この二つ
要は親指と小指の先をくっつけて〇を作ってみてください。
そしてめいっぱい力を入れて押し合わせてみてください。
この時に働いている筋肉が弱いと
指を開いたままキープすることができず
和音の演奏が濁ります。
またフレーズを弾くときに3と4が広がらず
ミスタッチをする、などという場合は
それぞれの指を動かしている筋肉がやはり弱いため
正確な幅を維持できないことに原因があります。
売られているグッズの中では黒河好子先生の
ぴあの鍵盤が秀逸です。
指一本づつの独立が結果的に指を正しく広げることにつながります。
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>>ぴあの鍵盤
私がトレーナーの先生に習っていることは
もっとハードですが
自分がやってみて結果が出たことを
生徒さんにもやって頂いたら
遅くても一ヶ月で手指にはっきりとした変化が出ました。
・正確に弾けない(ミスタッチ)
・粒が揃わない(リズムがヨレる)
・タッチトーンを入れるとコントロールできない
こういった現象は練習不足もありますが
基本的な手指、ひいては体全体の効率良いトレーニングで
解消されることが多いようです。
ちなみに50代の方でも数ヶ月で見違える程
演奏が変わりました。
年齢は関係ありません(笑)
やるかやらないかです。
ちなみに件の音短生は
どうしても上手くなりたいから教えて欲しいというので
方法を教えたのですが
「 うわ キツそう 」
(実はやってみるとそうでもないのですけどね)
と言ってやる気を見せませんでした。
どうしても講師になりたい
グレードを取りたいと言っているのに…
ただただ好きで習いに来ていて
だからこそ5級に合格したい
人によっては別に教えるわけでもないけど
ここまで頑張ってきたから4級を受けてみたい
そんな社会人の生徒さんがたくさんいらっしゃいます。
その方たちはレッスンの帰り
その足で私が紹介した使っているものを
すぐにお店に買いに行かれました。
(ちなみに楽器売り場とかにはありません)
翌週
「 先生、毎日暇をみてやってますよ! 」
と報告してくれますし
一ヶ月も経つとちゃんと“手”が変わっていきます。
「 どこ(大学とか)を出たかではない
今何を頑張っているかが今の演奏をつくるんだ 」
これは私の大学の恩師の忘れられない言葉です。
ともあれ
“上手くなりたいのなら筋力をつける”
これを覚えておいてくださいね。
*ただ今ご質問にはお答えしておりません