システム講師採用試験
音楽を教えることを仕事にするには、
・小、中、高校などの教員免許を取得して学校に勤務する
・自宅で音楽教室を開く
・企業、財団法人が展開する音楽教室に勤務する
の3種類があります。
私は後者の方を選び、ヤマハという企業と契約を取り交わし
講師として稼働しているわけです。
ということで、私が「音楽を教える先生になるにはどうしたら良いですか?」
という問いに答えられるのはヤマハ音楽教室の採用試験のみです。
教員免許は中・高校両方とも1級を持っていますが、
使用したことがないので、これにはお答えできません。
システム講師の採用試験受験のアドヴァイスをお願いします
というオーダーを頂きましたので、今回はこれにお答えいたします。
さて、現在ヤマハのシステム講師試験は年に二度あります。
5月にあるのは音大、音短などの新卒の方向け、
10月は新卒を含むそれ以外の方のための採用試験です。
中身は全く同じです。
財団法人ヤマハ音楽振興会 にお尋ね頂くと
試験の中身の詳細を知ることが出来ます。
で、ヤマハのグレードを全く取得しない状態ででも
採用試験は受けられますが、もの凄い数の
試験を受けなくてはいけないので、それが免除になる
ヤマハ音楽能力検定制度 を取得されることをお勧めします。
さて前にも書いているのですが、ヤマハ音楽教室講師は
ホームページに以下に要約したようなことを求められます。
・楽器演奏や楽典知識はもちろん、メロディーに伴奏をつけたり
移調して演奏したりできる能力や、ジャンルにとらわれない
幅広い音楽性を持つなどの、高い音楽力が求められます。
・子どもたち一人ひとりの状態を的確に把握し、臨機応変に
対応しなければならない高度な「指導力」も身につける必要があります
・保護者や子供達に親身になって一緒に考えられる
包容力に満ちた信頼される「人間性」も、ヤマハのシステム講師には
必要になってきます
なんだか記事を書いていて我が身を振り返り「あいたたた」![]()
と思う私ですが、採用試験はこの「可能性」が受験者に
あるかどうかを見極めるために行われます。
実際には、面接と弾き歌いが重要だと私は思っています。
システム講師になるとまずは「幼児科」という4~5歳児
「ジュニア科」という小学生の生徒さんを主に受け持つことになります。
しかもグループレッスンです。
模範演奏をしてあげて「こう弾いてね」と言っても通じない事が多い
年代です。
歌、声を使って指導することはとても重要です。
そしてそれが音楽的であること。
また幼児科なら子供が5人なら保護者の方も5人ついて
お見えになります。
結構広いお部屋で10人の人たちに自分の意志を伝えられること、
これがとても重要になります。
楽器を弾きながら「歌」を使って鍵盤楽器が弾けるようになる
指導ができるか?
これを弾き歌いで判断されます。
そして人間性。
採用試験に落ちたからと言ってその方の「人格」を否定するものでは
ありません。
あくまでヤマハ音楽教室の講師として妥当かという点について
審査するものです。
関連記事は3/13をお読みいただければと思います。
それにたくさんの人がご意見を下さった音楽教室の講師像を
重ねてみて頂けると、自ずと方向性は見えてくると思います。
ただ、人間誰一人として同じ人は居ません。
こういうことをベースにして、自分らしさも忘れずチャレンジして
頂けたら良いんじゃないかな?と思います。
私は今、システム講師と言うよりは勤めているセンターが
大人専用の教室ということもあって、あまり細かい
アドヴァイスは出来ませんが、毎年一人二人採用試験を
受ける子達には以上のような事を話しています。
また自分が就こうとしている仕事を把握するためにも
レッスン見学を、伝手を頼ってお願いしてみるのも
良いと思います。
幸い、昨年、今年と私の生徒さんは合格してくれました。
来年は二人チャレンジします。
彼女たちと二人三脚で私も頑張りますね。
合格をお祈りいたします!
