エレクトーン・ピアノの演奏上達法ブログ -316ページ目

ご質問にお答え・JEF

 JEFで本番に今までで最高の演奏をしたいんですが

 今の段階でだいぶ自分で納得できる演奏になってきました

 さらによくするにはどんな練習をすればいいか教えてください


というご質問を頂きました。

練習の仕方とか心構えとかはここのところ数回に渡って

記事にしていますから、今回は違った視点でお答えします。


私が自分のコンサートに向かうにあたって心に決めていること

そして審査員をしていて思うことを書いてみます。

(あくまでも私個人の意見ですが)


私がいつも人前で演奏するときは、もちろん皆さんと同じく

最高のパフォーマンスを提供したいわけです。


その時何を気をつけているかというと


格好をつけない


ということなんです。


どういうことかというと、こう演奏すると上手いと思われそう、とか

こういった姿勢や動きをすると格好良く見えそうとか

そういった他人の視線を意識から追い払う、ということです。


伝えたいのはあくまでもその日演奏する曲

それを選んだ自分の心

人としての自分はエレクトーンと同じ、作曲者とその曲と

自分の想いを聞きに来て下さった方に届けるための

媒体にしか過ぎません


曲を表現するために出てくる自然な動きや顔の表情

若しくは衣装も含めて、お客様に晒す自分の全ては

もちろん生演奏ではプラスになります。


でも「自分」を「こんな風に見てもらいたい」という

パフォーマンスは本来の音楽を届けるという事柄の

邪魔をするばかりです。


だから「飾らない」ありのままの自分でステージに立つことが

大事だと思うのです。



またこれは私個人の趣味ですが、審査をしていて

明らかに自分の「見せ方」に酔ってるなーという演奏は

苦笑してしまいます。


演奏に入り込んでいのと、見せるために作り込む、

この差を知っていていただきたいなと思います。

ここ、紙一重なんですよ。

上手く説明できませんが。


ですからテクニックに不安を残さない、とか、感情を込めるとか

そういったもう既にされているだろう練習の上に

「今日はこれを届けに来ました」と言える自分を

確立することが出来たら最高だと思うのです。


長年出場していると、良い意味でのライバルもいらっしゃるとは

思いますが、それも忘れてください。

コンクールなので人と比べられてしまうのはしょうがありませんが

それでも「たった一曲のコンサート」として聴衆の前に立つ

そんな強い意志を規定の時間持ち続けるメンタルトレーニングが

色んな意味での良い演奏を産んでくれると私は思っています。


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