JEF選曲について・考察3
前回テクニックと音楽性と書きましたが
これだけでは分かりにくいと思いますので
個人的な意見では有りますが
少し詳しく書いておこうと思います。
テクニック( 順不同 )
・例えどんなに速いフレーズでもよれることなく
正確に弾けること
・音色を表現できるタッチ
・上記に対して手鍵盤だけでなく足鍵盤のテクニックも同じ
・エクスプレッションペダルを自在に操れること
強弱はもちろんのことセカンドペダルも含む
・シフトチェンジを自分でするなら
レジスト変えのタイミングがずれないこと
( リズムが入っていれば必要ないですが )
音楽性( 順不同 )
・選んだ曲を正しく解釈でき、表現できる
・クラシックであれポップスであれ
時代背景は元々の演奏形態を正しく理解すること
以上のようなことを演奏を通して訴えられる曲を
選ぶことが第一段階でしょうか![]()
そしてその次に、いえそれ以上に大事なのは
楽曲の「 構成 」ではないかと思います。
指や足の様々なテクニックを見せる場所
音楽性、歌心を表現できる場所
そういった「 聴かせたい 」ものが
バランス良く配置されている曲を探すのが
結構大変です。
また自分がどんなに好きな曲でも
聴衆の共感を得にくいというか
一緒に盛り上がりにくい曲は難しいですね。
選んでいけないとは言いませんが
例えばピアノトリオの曲を選んで
上記のようなことを表現しようとすると
かなりアドリブで難しいことをしなければ
「 見せ場 」を作るのが難しいでしょうし。
結局、これ、という答えはどこにも無いと思います。
有れば私たち講師は何十枚ものCDを聴いたり
有料ミュージックサイトに登録したりする必要は
ありませんから。
自分が出ていたときも
これ、という曲が見つかったときの嬉しさは
格別でした。
そのくらい曲探しは難しいです。
ただ好き、というだけでは
たくさんの人がエントリーする中で
自分の良さをアピールすることは
大変難しいです。
でも、こんな蘊蓄を全く超越して
「 ああ、この人の演奏は良い 」
と思うことの方が多いのも事実です。
申し訳有りませんが今回はこれです
といったお答えを明確に出すことは出来ません。
一応まとめておきますが
・得意なジャンルの曲である
・テクニックを見せる部分がある
・自分の持っている音楽性を発揮できる
・要は見せ場がある
・共感してもらえる構成である
こういうことを頭の片隅に入れておいていただければ
良いのではないかというご提案をさせていただきます。
どちらにしても、その生徒さんを目の前に
育ってきた音楽環境
好み
忍耐力(笑)
そんな物を加味し私は選曲を手伝います。
そう、
あくまでも最終的には本人が
「 弾きたい 」と思える物を弾いてもらいたいと思います。
入賞するから選んだ、という曲で
思った結果が出なかったら
音楽的成長の妨げになるだけだと思っているからです。
心から弾きたい曲を弾ければ
その曲を探す過程そのものさえ
これからの糧になると思います。
まだまだ、自分の中にあることの全てを
ここに書き切れたとは思えませんが
文章にできるのはこれが限界でしょうか![]()
あくまでフェイス・トゥ・フェイスで向き合わないと
こうしたデリケートな問題は解決できません。
担当の先生と充分話し合われ
悔いのない楽曲を選んでいただきたいと思います。

