エレクトーン・ピアノの演奏上達法ブログ -118ページ目

JEF・YECの音色作りについてご質問いただきました・2

昨日の>>記事 の続きです。



 プレイヤーの曲を参考にし

 全体をホール2でタイムを2.3sにして

 個々のストリングスのリバーブを18に設定しました

 すると、タイトになりすぎる気がして、不安になっています



ご質問が多岐に渡っていたので分割してお答えしています。

今回取り上げるのはリバーブについてです。


ステージにはリバーブといわれるアクションが3通りあります。


ひとつはエレクトーンのパネル上の左端にあるもの。


これは例えて言えば、どの場所で演奏するかを選ぶ

と思ってください。



カーネギーホールなのか

サントリーホールなのか

大きなホールに併設される小ホールなのか

ライブハウスなのか

etc.


「 箱 」が違えば同じ楽器を持っていっても

鳴り方は変わります。


そこで自分が欲しい「 音場 」を選択します。


ここで気をつけなければいけないのが

会場にPAさんがいてミキサーを通しているか否かによって

選択が変わってくるということです。


アンサンブルコンサートなどはPAが入りますから

自分が思ったとおりのリバーブを掛けていっても

さらにミキサーを通して別のリバーブを掛ける場合は

本体のリバーブが邪魔になることがあります。


ですから、今作っている音がただスピーカーから出されるのか

ミキシング機材を通されるのかを良く知っておいて下さい。



もともとステージアより前のエレクトーンは

専属のスピーカから音を出すことを前提としていましたので

PAのリバーブが追加されることはほとんどありませんでした。


でもステージアからは普通のPA機器から音を出すことを

前提に作られるようになりました。




現在はアンサンブルコンサートなどの場合
良い音で聴いていただくためにミキシングをすることが多いので

この場合は本体のリバーブを「 0 」にすることもあります。



さて、JEFですが公平をきすためにPAで音を弄ることは

ほとんど無いと思って良いと思います。

( 大きい大会はまた別かもしれませんが )


ということは自分が掛けたリバーブで

会場で響く残響が決まると思って下さい。


バンドの曲にホールのリバーブを掛けたり

オケやブラバンの曲にルームのリバーブを掛けたりすることが

おかしいことは分かっていただけると思います。




それから音色のページの①にあるリバーブですが

これはステージ上のどの辺りから音が聞こえて欲しいか

ということを頭に置いて数字を決めます。


ステージの前に座っているから

前の方から聞こえるわけではありません。


トランペットはまず本体の音が直接お客さんに届き

その後反響板にあたった残響が遅れて届きます。


反対にホルンは構造上、出音はすぐ反響板に当たり

その後客席に届きますので

トランペットよりは「 奥 」で鳴っているように聞こえます。


ステージ上での座っている場所はそう変わらないのですが。


この差をパネルのリバーブで調節します。




最後にもう一つ。

③④でのエフェクトにもリバーブがあります。


これは例えば同じホールの同じステージの同じ位置に

アップライトとグランドピアノを置いて弾いたと想像してください。


どちらがより響くかは簡単に分かると思います。


楽器そのものの響きの豊かさを決めるのが

エフェクトのリバーブだと思っていただければいいと思います。




かなり乱暴な例えになってしまいましたが

3つあるリバーブはそれぞれ役割が違いますし

当日使用するホールの状態によっても変化します。


ホールそのものもですが

例えばお客さんが厚い衣服を着てくる冬は

夏より音を吸われやすいのです。


またその日のお客さんの入りによっても変わりますね。


ということでこの数字で大丈夫ということは

不可能です。



それからアレンジャーの友人からの又聞きで

申し訳ないのですが

売られている楽譜の音色作りには色々と制約があるそうです。


ですからその方のコンサートの音が凄く良くても

売られている音と全く同じとは限らないのだそうです。


本を参考にされて勉強されるのは良いことなのですが

それが全てだとは思わない方が良いと思います。



リバーブに関しての総括です。


・全体のリバーブは演奏する「 場 」の設定


・パネル①のリバーブはステージ上の奥行き


・エフェクトのリバーブは楽器の響き


こんな風に大まかに理解して使い分けていただければ

良いのではないでしょうか?




完璧に数値でこれです、とお答えすることは不可能です。


演奏を聴き、実際に使われるホールを知らないと

断定することはできません。


またそうして現場に行っても

やはりトライアンドエラーで

経験を積み重ねていくしかないのです。


いつも作り慣れている音でも

ある時から急に発表会のホールが変わると

経験値の大半はまた「 0 」に戻ってしまうこともあります。



まずは数値にこだわらず自分の耳できちんと聞いて

足りないと思えば足す

多いと思えば引く

ということを大事にしていただければと思います。



JEFではなかなかリハに長い時間を割けないので

会場で試してみるということができない辛さはあると思います。


やはり経験の積み重ねが大事になるでしょう。


一般論で申し訳有りませんが

知識として知っていることが大事だと思い

記事にしました。



参考になれば幸いです。


 

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