アーデンがそう語っている間に、突如、アーデンの立体映像にノイズがかかり始める。一体何事なのか、一同驚く。が、次第にアーデンの立体映像から女性の声がする。
?「成る程、そういうことならここにいますよ?二人どころか、もう一人追加してもいいでしょう。この私と、そこの偶然現れた妖精王、そして、あなた方が探している時空省のおえらいさんでそちらに向かいましょう。」
と急に割り込んできてとんでもないことを言う人物の正体はモルガンであった。どうやら、彼女の魔術でアーデンの通信にハッキングしたらしい。しかも、次第に音声だけではなく、マルチに立体映像を作り出したようで、今映し出されているのはアーデンが連絡している25世紀米国副大統領室のようすと、希望のまちの会議室の様子である。
アーデン「おいおい、驚いたな。連絡が繋がるようになったとはいえ、こんなことってあるのかねほんとに?」
山本「どうやら、ありえているような状況となっているみたいですね…というわけで、久方ぶりのみんなは久しぶり、はじめましての方ははじめまして…私が、時空省次官の…」
と、あとはいつもどおりの自己紹介タイムなので割愛する。どうも、幸運なことに、この中にいるメンバーはいろんな世界で活躍した英雄たちだったらしく、時空省のデータに載っていたためある程度は楽に進行できた。