希望の街 【破】34 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

彼女の言う通りだろうこの場合。時空省のメンバー以外とラグナ以外、特にこの街はその両方が目白押しである。そんなキノも、どこかしら寓話に出てきそうな世界の出身なのである。イレイナとキノに関しては、その度の行程が語られてある本が我々の世界にもあるので読んでみると面白いと思う。

 

さて、その後彼らはラグナからこの街に関する注意事項を受ける。ただ、その内容は非常にシンプルなものである。その内容はというと…。

 ラグナ「…というわけでだな。いいなお前ら、この街でいちばん大切なことはだな…【いろんな人がいるって素晴らしい!!】ということを常に頭に置いておいて欲しい!いやこの街並行世界中の色んな人が寄り合ってる。魔法が飛び交うファンタジー出身のやつとか、科学と呼ばれるものが発展してきたところの出身の奴とか、獣人とか妖怪とかもいる。でも、それぞれみんな努力て今日この街ができて半年だ。…とまぁ不安を煽っちまったが、ま、この街の住人は基本善人ばっかだ。一部アウトローっぽいやつもいるけど気にしない気にしないこった。」

 

ということである。その時の彼の表情は、威厳に満ち溢れたものであった。成程、彼はどこかしら自然に人を引き付ける魅力があるようだ。聞き手側も、自然と話を聞こうとなっていくのだ。