メイリィ「うーん。私がここで受付初めてからは一日20人が一番多かったかなぁ。この街の始まりに関わったトネリコさんは一番多い日で800人ぐらいこの街に迷い込んできたときもあったとおっしゃっておりましたなぁ。」
ケットシー「僕たちがここ担当になってからはそうでもない感じですなぁ。やっと落ち着いてきましたってかんじです。」
カント「成程。ありがとう、お二人に感謝いたします。ふむ、結構大きい街だとは思っていましたが、これは想像以上だ。」
と、外が見える窓から外を眺める。いや、彼は驚くばかりだ。この僅かな世界を覗くためのものであるところから外を眺める。其処からは、その大きさからは想像できないほどの情報量が目白押しであった。
メイリィ「驚きでしょう?私が働いているお店から見る光景も凄いんですよ!」
ケットシー「いやーほんまこの街すごいんすわ!!元の世界に戻りたいとはボクも思うんですけど、ここも十分いいところでっせー。」
と楽しそうな、抑揚をつけた言いかたをする子猫型もふもふロボットと美少女であった。
その間、プレハブ小屋の隅の一室にある待合室で連絡を取っているのはマクミランである。
マクミラン「…ということですね。アーデン殿、そちらは首尾良く言っておられますかな?」