希望の街 【破】14 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

と、幾何学模様が当たり一面に広がるカオス空間に足を踏み入れ、歩みを進めていくジョルノ。どうも、外での影響がこの空間にも影響を及ぼし始めているのが分かった。空間が軋む音、亀裂が走る歪な色。

 ジョルノ【このままでは危ないですね。偶然ですが、僕がこちらに来て運良く正解だったというわけでしょうか。】

予断は許さない。一瞬の判断で間違えるような行動を行えば、すなわち【死】という結果が待ち構えている。

そうして、先を進んでいくと、その足音を聞いた四人がこちらに進んで来ているのがわかった。

 

 ジョルノ【足音!ということは、そんなに離れていないようですね。】と辺りを見渡すジョルノ。どこだろうと五感をしっかり働かせると、それは足元から感じ取ることができた。ふと下を見ると、どうやら透明な足場の下に人影が四人いることが確認できた。

 ジョルノ「すみません!皆さん聞こえますか!早く脱出して下さい!」

 

という声に対して、四人のリアクションはというと、以下の通りである。

 山本「いや、なんとか脱出したいけど!」

 立香「どうしたらいいのこれ?」

 辻谷「アカン、死んでまう。」

 オベロン「いや、死んでたまるか!!このための一年間だぞ!!おーい上にいる人!!なんとかしてくれ!!」