希望の街 【破】13 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

 ジョルノ「ええ、そうですねと感心していただいている最中申し訳ないのですが、早くしないと扉の中の方々を含めて脱出不可能になります。」

 程普「ふむ、それはそうだ。」

 ジョルノ「というわけで、まず皆さん脱出をお願いします。僕の能力、【ゴールド・エクスペリエンス】で岩を巨大なコンドルに変身させています。一人一羽ずつなので安心して下さい。彼らが皆さんを船まで大きな足で挟んで連れて行ってくれるはずです。」

 

いつの間にか存在していたコンドルが、彼の言った通り現れ、四人をつかんで島に停泊していた軍船まで送り届ける。

 ジョルノ「さて、次はこの扉の中ですね。…開けてみたところ、何もなさすぎて怖いぐらいです。強いて言うなら、こんな歪な空間初めて見るというところでしょうか。」

 

と、そのまま入る前に、空間の確認を簡単に済ませる。そして、途中道端で拾った小石に触ると、今度はその小石が蜜蜂に変身し、ジョルノを先導する。どうも、目で見えない壁や階段のようなもの、そして行き止まりなどの罠があるからだ。

 ジョルノ「なるほど、関係者以外が侵入すると永久に出られないというわけですね。おそらく、彼らもこっちに向かってやってきてるでしょうから、どこかで鉢合わせするはず。このまま向かいましょう。」