マイケル「が、それが裏目に出た。テロ事件や行方不明者を出しているのは完全にこちらのミスだ。誰かが情報を敵側に漏らしていたらしい。アメリカ時空省の予定では、山本次官にアメストリスの件で相手を完封させる予定だったが逃げられてしまった。彼がだよ?唯一あの件以外すべてを解決してきたあの超人が!世界時空省の最高の逸材をもってしても勝てない!!」
と頭を抱えるマイケル・ターナー。それぐらい、彼にとって…いや、時空省において彼の存在は大きいのだ。そのリアクションを見て、裏方スタッフさんもとい、サーヴァント達は驚きを隠せない。よほどすごいのだろうと気になったサーヴァントの一人、アキレウスはターナーにどれほどすごいのか聞いてきた。
アキレウス「へぇ、一体どんなバケモンなんだその兄ちゃん?…もしかしたら、あのセフィロスに勝てるんじゃないのか?」
ターナー「…あ、うん。それなんだけど…」
何故か口を濁すターナー。それもその筈。山本とセフィロスの間には、深い因縁があるからだ。
アキレウス「どうしたんだターナー?何かまずかったみたいだが?」
ターナー「いや、構わないよ。その話は又今度話すとしよう。…と、そうそう。会議はどんな感じかな?ちょっと、モニター繋いで繋いで!」
急に話を変えるターナー。そのまま彼は会議室内にある大型テレビの電源を付け、チャンネルを内線に繋ぐ。もちろん、財閥会議が行われている大会議室だ。