第二部 外伝  第一回財閥会議 20 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

 アルトリア「あ、マイケルさん。いらしてたんですか?」

 マイケル「いや、今着いたところ。こちらも仕込みは終わったところだ。敵さんをボコす準備をね。しかし、君たちも運が良かった。偶然、オベロン氏に出会わなかったら今頃どうなっていたか。いやー長かったねここまで。ついに作戦実行に移せるというわけだ。」

 シバの女王「ええ。あの時の雪辱をはらせるというもの。…そういえば、未来では大変なことが起こっているらしいとお聞きしたのですが?」

 マイケル「そう。どうやら、僕たちがおっている敵と関係があるみたいだね。恐らく、セフィロスとも関係があるらしい。まさかとは思っていたが、そのまさかとはねぇ。向こうさんに伝えていなかったのは悪い。何せ、秘密裏にアメリカ支部は動いていたからね。山本次官と辻谷君は勿論、欧州のジョセフィーヌ次官や中国支部の司馬懿殿にも一切話していないから。完全に極秘任務ですからね。」

 

アメリカ時空省。日本、欧州、そしてアメリカの三大時空省において最大を誇る。そのうえ、かなりの権限を有しており、実質的に、世界時空省の頂点に立っているといっても過言ではないだろう。今回もそうだ。実の所、アメリカ支部では二番目に今回の異変に気付いた日本支部より先に行動に移しており、秘密裏にカルデアと接触、【アーデン・イズニア】アメリカ副大統領のもとで水面下で動いていたというわけである。そして今回、ついに作戦実行というわけだ。