第二部 外伝  第一回財閥会議 19 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

 シグルド「さて、表舞台ではオベロン主催の会議が始まったが、我々は裏部隊の準備をせねばならん。さて、この戦いで大事なのは、ただ戦闘能力というものだけでは失敗する。…すなわち、智勇!!というわけでだ。戦闘が始まった場合、この建物から出られるように細工がしてある。それは、頭脳!!頭のいいものならすんなり脱出できるようにできてある。」 

 キャストリア「なるほど。先ほどのクイズ大会はそれを確かめるためだったというわけですね。…で、ちょっと気になって問題を見てみたのですが…」

 シバの女王「どうかしましたかアルキャスさん?何か問題でも?」

アルキャスさんこと、アルトリア・キャスターは、どーしても気になることがあったので、このさい二人に聞いてみようと思ったのだ。

 アルトリア「いや、すみません。あれ解けるんですか【汎人類史】の人たちって?妖精国ではあんなカオス極まりないもの?」

と彼女が問う。その時に、別方向からたった今この控室代わりに使わせてもらっている会議室【ちなみに50人収容可能】に誰かが入ってきた。

 ?「それが解けてしまうんだよお嬢さん。MLBで活躍しているわがライバルクイズ王【ヒロユキ・ツジヤ】は7割解けたよ。」

彼こそ、時空省アメリカ支部21世紀臨時情報室担当員兼25世紀にてMLB三冠王【マイケル・ターナー氏】が入室してきたのだ。