FREEDOM NAGOYA2013終了。 | 綿谷 剛のブログ

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昨日FREEDOM NAGOYA2013終了しました。

今年は過去最大かつ、予想を遥かに上回る約20000人を動員しました。

まず、想定外の集客に運営上の不備がありました事をこの場を借りてお詫び致します。

今回は少し深いお話をさせて頂きます。

まず、今回一番の変更点であったチャリティー、リングエリアの開設。
こちらには皆さん色々なご意見があると思います。

お客さんの安全面とチャリティーを兼ね備えたプランとして実行委員会内で上げたプランだったのですが、こちらの認識の甘さもあり広く知れていなかったという声を聞きました。

正直、このエリアの開設には何度も何度も議論に議論を重ねました。

無料特有の当日まで何人が来場されるか読めない、整理券のようなものの事前配布にしても一般の公園の為公園自体の入口を制限することが出来ず四方八方からの入場が可能。

等から事前に人数を把握することが出来ず、いかに最前の安全を確保するか、ここが最大の論点でした。

当日会場に来られた方なら理解できると思いますが、エリアの制限をせずもの凄い人数がいる中、もし転んだ場合立ち上がる事が出来るでしょうか?後ろから沢山の人が一斉に詰め寄せた時潰されずに耐えきることが出来るでしょうか?

また暑い野外での開催です、熱中症で立ちあがれない可能性もあります。

万に1つでもそう言った事故が起きない、起こさない為のリングエリアの開設でした。

途中で少しステージ前からお話させてもらいました。

最高の音楽も、最高のライブも、命有っての事です。絶対に、万に1つも悲し事故は起きてはならない。

色んな考えがあるかと思いますが、今回はこのような結論を出しました。

そして、昨日実際に経験した中で僕自身、他の運営スタッフ自身思う事がありました。

もし次があるならばこの経験を活かして、また別の方法も視野に入れて検討してみようと思います。

そして、1番残念だった違法駐車の問題。
FREEDOM NAGOYA2011から昨年までの2年間、毎年満車にはなるものの違法駐車どころか障がい者用の駐車スペースをしっかり空けている状況で、公園の方も公園の利用者の方にも

『こんなに沢山の人が集まってこの状況はすごいね!』

とお褒めの言葉を頂いたものでした。

それが今年は他の方の事等気にもしない違法駐車が多数見受けられました。

中でも、アパート経営を営む老夫婦からアパートの住人が契約している駐車場に涼しい顔で停めて遊びに行ってしまった車が何台があったようで、今日大高緑地所長と謝罪に行ってきたのですが、

本当に申し訳ない事に、その老夫婦はアパートの住人からもの凄く怒鳴られ、責任を問われ、それでもどうする事も出来ずただただ謝る事しか出来なかったそうです。

それを聞いた時にもしかして僕のやっている事はどんどん間違った方向へ進んでいるんじゃないかと思いました。

ただ、1年に1度晴天の下でお酒を飲みながら好きな音楽を友達だったり仲間で楽しんで、それが無料だったら最高じゃない?

と。ただその一心でこのイベントを続けてきました。

それがその結果周りの方に迷惑を掛けてまでこのイベントを続ける事は出来ないと思いました。

勿論全ての方がそういう事をした訳では無いし、一部の自分が楽しむ為なら他人がどうなっても構わないという人間としてのモラルが無い非常識な方がいる事で、全ての人のマナーとモラルが問われることに不快に思われる方も多いと思います。

本来なら駐車場のスタッフを更に増やせばこの問題は解決するのかもしれません。

その点については、無料が故の運営費の少なさがこう行った結果を招いている事も十分に理解してます。

運営費の少ない事を理由に、参加者の皆さんに協力を求め過ぎていた事実。
想いを伝えたくて、TwitterやBlogに書き連ねても自分が思ってる以上に伝わらなかった認識の甘さ。
予想していた集客数を大幅に超えてしまった事による対応の遅れ。

つくづく自分の力不足、認識の甘さを痛感しました。

でも、勿論悪いことばかりじゃなくて、

昨日イベントが終わってから沢山のお客さんが積極的にゴミ拾いをしてくれてゴミ業者が回収してくれるコンテナにまとめてくれた為、今日の撤収作業の時にゴミ拾いの作業は0!ホントに助かりました。悪い所ばかり目についてしまう世の中で、こんなに素晴らしい人達が沢山いた事を知り感動で涙が出そうでした。

そして募金も現在集計中ですが、皆さんのお陰で大きな金額になりそうです、責任を持って東北に届けます。(こちら詳細はまた後日改めて)

ホントにありがとうございました!!皆さんが心から楽しんでくれた事本当に嬉しく思います。

出演バンドのみなさん、普段みんながやっているような完璧な環境ではないけど、快く出演して頂きそして楽しんでもらったみたいで良かった。まだまだ未熟な僕ですが、これからもがんばっていきます。力貸してくれてホントにありがとうございました!

ご協賛頂いた皆様、皆様のお力添えでイベントを開催することが出来ました。
次は僕らが恩返しする番です、少しでも力になれればと思います。
本当にありがとうございました。

設営から撤収までお手伝いしてくれたボランティアスタッフ、地元バンドマン、NCAの学生さん!あなたたちがいなかったら間違いなく開催出来ませんでした。暑い中、快く力貸してくれて心からありがとうございました。何も力になれない僕かもしれないけど頑張って恩を返せたらと思ってます、何かあったらなんでも言って下さい!出来る事はなんでもします!!


振り返ってみるとやっぱり楽しい事ばかりじゃなかったし、心が折れそうになる事も多かった。でもやっぱり音楽に救われて、音楽を愛する仲間に救われ、周りのスタッフや助けてくれる皆さんに支えられて、やりきる事が出来ました。

ステージ裏から観たあの景色は一生忘れる事はないでしょう。

本当にありがとうございました。

無料故の理想と現実のバランス感、乗り越えるには難しい事が多いけどそれでもやっぱりみんなで力を合わせて乗り越えて行きたい。


でも、、それでも、、、今の所来年の開催は考えれていません。


誰かに迷惑をかけてまで、自分の事しか考えられない人間がいる以上開催することは出来ない。

求めたらキリがないし、欲は留まる
事を知らない。誰もが皆嫌な思い、悲しい思いなんてしたい訳ない。

楽しみは我先にと奪い合うものか?
誰かを犠牲にしてまで手に入れたいものか?

それを自由と言う言葉を振り翳して、自分の欲望のまま、形振り構わず自由を主張する。

そんなもんが自由な訳がない。

少なくとも音楽を愛する人間はそんな事を思ったり、する訳がないと僕は思う。

いつか、もし誰一人悲しい思いをせずに、全ての人が心から楽しめる日が来るのならまた開催出来たらいいなぁ。

全ての人が心の底から楽しめる。って夢みたいで無理だろ。ってバカにされるかも知れないけど、俺は音楽の力を信じてる。音楽を愛する人を信じてる。そんな日が必ず来るって信じてる。

まだまだ未熟で、皆さんの支え無しでは何も出来ない僕だけど、死ぬ気で頑張っていきます。


いつかみんなでそんな日を。


FREEDOM NAGOYA実行委員長
綿谷 剛




追伸
EGG BRAINのジョーイは同じ歳の友達だし、EGG BRAINは大好きなバンドです。今回僕の認識の甘さで彼に迷惑を掛けてしまって本当に申し訳ない。終わった後ジョーイと沢山話す事が出来て良かった。