:コラム:『塾選びってどうすればいいの?』
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昔、あるところに佐藤花子さんという女性がいました。
四人の男の子のお母さんです。
子供たちの名前は上から一朗、二郎、三郎、志朗と言いました。
花子さんは一郎君の将来を思って、当時、最高の業界と言われた石炭業界に就職させるため一流大学を目指させました。
花子さんの献身的な応援もあり一郎君は一流大学に受かり、卒業後、炭鉱会社に入りました。
花子さんは二郎君も炭鉱会社に入れようと思いましたが、今いち学業の成績が良くなかったので、一流大学に入る事は出来ませんでした。でも学部はエネルギーの事が勉強出来る学部を選びました。そして彼は当時、始まって間もない石油業界に行きました。彼が一流大学卒でもないのに、その会社に簡単に入れたのは大学時代に専門分野を勉強していたからです。
しかし石炭全盛の当時、石油は世間ではあまり評価されておらず、長兄の一郎君は『二郎の将来は大丈夫だろうか?』と心配していました。
三郎君は勉強がとても出来たのに、上の二人の様にエネルギー業種には行かず、いろいろ考えて商社に行きました。花子さんはもったいないなと思いましたが、本人の意向を組んで送り出しました。
一番年の離れた子供、志朗君(実は妾・愛人の子供)は勉強は出来ましたが、どの業種に行こうか迷ってました.....。
(自分の子ではないとはいえ花子さんが心配していたのは言うまでもありません)
数十年後......。
長兄の一郎君は路頭に迷ってました。
彼がいた石炭業界は、エネルギーの主流が石油に取ってかわられたことにより、ほぼ終焉を迎えていました。
彼は転職したいと思いましたが、当時の人気業種に入って、ただ漫然と仕事していただけなので全然スキルがなく、転職出来そうもありません。
入社当時、一郎君に心配されていた二郎君も兄よりは酷くない状況とはいえ、石油業界の中での熾烈な競争に巻き込まれ、会社内のリストラ候補にあがってしまいました。。
三郎君はというと、学生時代に未来を予想していたので、エネルギーの販売より、仕入れる方の商社を選んだことが功を奏し、比較的、安定した人生を送っていました。
一番、年の離れた志朗君は美容、医療、保険など、時代に左右されない業種を研究してましたが、あるモノに出会い、起業しました。インターネットです。
彼はインターネット業で起業し、いろんな仕事を展開していきました。長兄や次男も雇い入れました。
こうして四兄弟は幸せな人生を送り、花子さんも安心して老後を迎えることが出来ました。
めでたし、めでたし。
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大体、理解して頂けたでしょうか?
・今、強い業種が将来まで優良企業かどうかは分からない。一般的な企業の寿命は30年。
・優良企業も黎明期は『うさんくさい業界』と思われたりする。(上の話で言う石油業界)
・優良企業に入ってもリストラの憂き目にあうことはある。
・未来予測は大事
・好景気、不景気に左右されない業種はあることにはある。上の話では大きな意味での美容、医療、保険と書いたが、加えて食糧、エネルギーも強い。あと公務員も。ただその職種が高給かどうかは別。
ただ革新的なテクノロジーの登場で全く業態が変わってしまうことがある。
(例:インターネット登場後の小売業)
だから強い業種であれば大丈夫ということではない。
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上記の話を参考にし、塾選びする場合、どうすればいいのでしょうか?
長兄は猛勉強して一流大学に行きましたが、最終的には報われませんでした。次男も『大事なのは学校ではなく学部』だということを理解していましたがリストラ候補にあがってしまいました。
ただ一人、愛人の子の志朗だけが時代や常識に惑わされずに情報を集め続け、起業し、兄弟を救いました。
彼に胆力があったのは愛人の子だからです。彼は実子ではないので、いざとなったら真っ先に捨てられます。
そういうメンタリティで育ったから、彼は兄弟を救うことが出来たのです。彼は受験勉強はいっさいしませんでした。何も考えずに大きなものにすがるのはとても危険だということを愛人の息子という生い立ちから学んでいたからです。
※ 愛人の息子を美化・推奨しているわけではありません。
....何が言いたいかお分かりでしょうか?
もしあなたが何にも考えずに『とりあえず良い大学に送れば良い』と考えるのは非常に危険で馬鹿げているということです。
※ 余談ですが僕はお受験に失敗した後、小学校で三年間(4、5、6年生)と中学校で二年間、高校で三年間塾に通いました。
あなたが良妻賢母の鑑(かがみ)のような女性なら子供は志朗のように自分で道を切り開いていくでしょう。
しかし、そういうことは滅多にありません。
なのであなたは(少し大袈裟ですが)子供の資質を見極め、未来予測を行い、明確なビジョンを持って塾選びしないといけないのです。
とりあえずポイントだけ書いていきます。
※ 当たり前のことですが『愛し君へ』の記事は僕が若い頃に勉強したことと自分の人生を振り返り、総合的に判断して書いているものです。いちいち出典は書きませんが、なんとなく思いつきで書いているわけではないのでご理解下さい。
ごく一般的な家庭の話。
まず小学生での塾通いは止めて下さい。
本人にその気がなかったり、将来のビジョンや家庭、夫婦間での意思統一がはかれていない場合、男の子の『寿命』の消耗は相当激しいものになります。
この場合の『寿命』とは生涯寿命の他に元気、活力、資質力などです。
『寿命』は体力とは違い、一度減ると二度と回復しません。
『寿命』は体力とは違い、一度減ると二度と回復しません。
『寿命』は体力とは違い、一度減ると二度と回復しません。
大事過ぎるので三回書きました。
『寿命(資質力)』が減れば本人は自分の向いている職業に就けなくなるばかりか、自分が何に向いてて、何が好きかも分からなくなります。若い頃はいいですが20代中盤などから、人によっては10代から本格的なうつ病に襲われるようになったりします。また自分の向いてる職業に就けなくなるということは、それだけブラック企業に就職する確率が増えるということです。
男の子が消耗し、『壊れる』主な要因は『受験』と『就職(仕事関連)』ですが、僕は個人的には『就職』より『受験』における『寿命』の消耗の方が大きいと思います。
なぜなら受験は子供時代に親に『やらされている』場合が多いからです。
子供時代に資質力(寿命)を削って塾に通うのと、大人になってブラック企業に通い体力を削られるのとでは雲泥の差があります。体力は寝れば回復します。