雨が上がって暖かい陽射しが戻ってきましたね。
やっぱり気持ちいい(*^―゚)v
こんばんは。
エステサロンの繁盛アドバイザー、プリン男爵のはだっちです。
今日も出ました!【無添加】っていう言葉。
サロン(美容師さん)さんとの会話の中で出たんですけどね…
「無添加の化粧品だからトラブルが出なくって安心なんだって!」
…だそうです。
いやいや…それは違うでしょ!
【無添加】…ちょくちょく会話に出るキーワードなんで、今日はちょっと掘り下げてみようかと思います。
【無添加】どうも言葉の響きがいいみたいですねー。
この言葉…「肌に優しい」「安心」って思っちゃうみたいですね。
悪いモノが入ってない!っていうイメージなんでしょうかね…
じゃあ…「悪いモノ」ってなに?って聞くと…大体が【防腐剤(パラベン)とか…】入ってないんでしょ?っていう返事が帰ってきます。
まぁ…それはそれで正しいんですけどね。。
ただ、【無添加】っていう言葉の響きが、変な安心に結びついている感じがします。
無添加という言葉を使うには、日本の薬事法で定められている、使う人の体質によってごく稀に皮膚障害を起こす可能性のある成分を入れなければいいんです。
その成分は102種類。
その102種類+1(香料)
今の正式な名称は、【旧表示指定成分】、元の【表示指定成分】の事です。
香料は、石油由来から天然由来まで幅が広いので+1っていうことになっているんです。
…っていうことは、この103種類の成分が一滴も入れなければ【無添加】っていうことになるんです。
表示指定成分以外のどんな危険な成分が入っていたとしても【無添加】なんです!
これが【無添加】の正体です。
ここでウンチク…
日本では102+1ですけど、ヨーロッパでの指定成分は…5000種類オーバーなんです。
日本が甘々なのか…ヨーロッパがめちゃめちゃ厳しいのか…
業界の人ならほとんどの人が知っていますよね…日本は甘々だって。。
「【表示指定成分】以外の成分がアレルギーを起こさないとは限らない!」っていう理由から、「化粧品」については、「アレルギーのあるなしにかかわらず全成分を表示しなければならない!」ってなったんです。
それが、今の【全成分表示】なんですね。
全成分表示になってから…この【表示指定成分】が紛れてしまって、余計にわかりにくくなった…とも言われているんです。
あと、ごまかし…ね。
「パラベン」を「パラオキシ安息香酸○○」と表記していたりしますね。
まぁ…この話題は、言い出せばもっともっと深い話になっちゃいますから今日はやめておきます。
今日ボクが言いたいことは、、
無添加だから誰にでも安心なワケじゃない!っていうことなんです!
ホントに安心できるモノもあるとは思います。
でも…そうじゃないモノもたくさんあるのも現実です。
防腐剤フリー、パラベンフリー…心地良い言葉です。
でも、本当に防腐剤が入ってなかったら…腐るのが普通。
それを他の成分で代替えする。
その成分がなんなのか…
安心とそうじゃないモノ…ここで道が分かれるワケです。
無添加だといって安心出来ないように、指定成分が入ってるといって全てを悪者扱いにも出来ないっていうことです。
自然派化粧品、天然由来化粧品、オーガニックコスメ…言葉の響は確かに気持ちがいいかもしれません。
でも…ニセモノもある!…っていうことを知っていないといけないんです。
言葉の響きに惑わされないで、信用できる人からの言葉を信じて選ぶ!
そこに指定成分が入っていたとしても、きっとそれは最低限度の必要性。
信頼できる人を見つけることがこれからの時代は財産になる!ってボクは思いっています。
ボク自身が信頼される人にならなきゃいけないんですけどね…
言葉の響に惑わされないようにしたいですよね。
そんなことを思うボクです。
誰にでも安心、トラブルが出ない…そんな化粧品なんてないんですから!