毎日毎日、満員電車に乗り
お給料をもらうために、嫌な上司や部下にストレスを感じながらも
作り笑顔でノルマにも追われながらがんばって働いている旦那さんがいます。
そんな旦那さんと生活を共にする奥さんが子育ても少し落ち着き働こうと、
「ネットビジネスで、世界を自由に旅しながら1億円稼ごうぜ!きなよ!私のスクールに!」
みたいな人のもとで起業の勉強や交流会に参加し始めました。
旦那さんは、「やりたいなら応援するよ!」と言い月日が流れました。
毎日毎日メルマガとSNSをがんばった奥さんは、半年で月20万弱は稼げるようになりました。
たまに派手な男性たちとシャンパンを飲んだ交流会の写真もアップしています。
その旦那さんは私に言いました。
「頑張ってるのは認めるし、お金も助かってます。けど、なんだかとても寂しい気持ちなんです。
会話も全然合わなくなり…やっぱり働き方も稼ぎ方も私の方が古いんでしょうかね…どこか嫉妬してんのかな…」
私は言いました。
「どっちの働き方が正しい、間違ってる、新しい、古いの問題ではなく、
あなたが自分の仕事に自信と誇りを持てていないことが問題なのかもしれませんよ」
すると旦那さんは目を赤らめながら言いました。
「コーチングってきついな〜」
私は机にあった和菓子の最中を彼に差し出し、しばらく無言のままふたりでムシャムシャ食べつづけました
とさ。