無礼講で飲むのが一番? | ~浅草『とらんくすや。』の浅草徒然日記~

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何卒、ご了解の程お願い申し上げます

無礼講で飲むのが一番?



忘年会は終わりましたでしょうか

忘年会楽しいものにしたいですよね



しかし、会社の忘年会など

上下関係にある人達の集まりは大変です

気を使いますね

気を使うと楽しくありません



滑稽列伝の淳于髠(じゅんうこん)様のお話

以前申し上げましたが



斉の威王は・・・

「先生はどのくらい飲むと酔うのだ?」


「私は一斗を飲んでも酔います、
一石飲んでも酔います。」


「一斗を飲んで酔う人が、どうして一石も飲めるのだ?

ぜひお話を伺がいたい」


「まず大王よりお酒を頂戴し、
私の横に法の執行吏がおり、

後に裁判官がおるとしますその時私は恐れ慎んで

飲むことになり、一斗も飲まないで酔うことでしょう」

「久しく会わない友人と、突然会って歓談し、腹蔵なく

話しながら飲むなら、五六斗ほどで酔いましょうか」


「村里の会合などで、男女入り乱れてでは

私は嬉しくなって八斗程飲んで、
酔いが二三度廻るでしょう」

「さらに夕暮れとなり、酒宴は今や最高潮ともなれば、

酒樽を片づけ、男女は膝を寄せ合い、

私の側で薄ものの襦袢の襟が解け、

ほのかに色っぽい香りがすれば、

私は有頂天となって一石の酒を飲むでしょう」

王様に淳于髠(じゅんうこん)は言っています



堅苦しい場所では、酒は進まず、

楽しい仲間とでは、酒が進むと言う事ですね

同気相求(どうきあいもとむ)

同じ気質者同士は、互いに求め合って集まる

友なる者は、其の徳を友とするなり

友人と言うものは、其の人の徳を認め、

其の人の人格を友とするものである

位や役職、金持ち、才能などを鼻にかける

その様な事があってはならない と言う教えです

言いかえれば、

長を挟(さしはさ)まず、

貴を挟(さしはさ)まず、

兄弟を挟(さしはさ)まずして友たり



何も考えず、無礼講で飲むのが一番ですね

え~と 無礼講??



御存知でしたか?

無礼講とは、

日本の神事である祭りは、

神様と人間が共に同じものを食する

神人共食が基本の形であります

神様に奉納された神酒を

参列者も授かる直会というものが礼講です

その後二次会の宴席の事を無礼講というのです



いや~ またもや・・・

堅苦しくなりましたかな

失礼致しました

とらんくすや。親父でございます