ルーマニアの御婦人が着物をリサイクルですぞ! | ~浅草『とらんくすや。』の浅草徒然日記~

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『とらんくすや。』の親父の毎日を日記に更新していますので、皆様の浅草観光のお役に立てれば是幸いです
今回 ペタ いいね!が受け付けられない事態になりました
お客様の接客を最重要視していかねばなりません
何卒、ご了解の程お願い申し上げます

ルーマニアの御婦人が着物をリサイクルですぞ!

 

本日は、とらんくすや。御贔屓のお客様とご一緒に

ルーマニアご出身と言われるご婦人がお見えでございました

日本の方とご結婚され、日本語誠に流暢であられます

 

お話をお聞きすると、

何と、日本の昔の生地、和服などを

仕立て直しされ、ドレスなどに仕上げられるのです

 

そのお洋服を持っておられましたの

見せて頂きました

 

凄い、綺麗な出来栄えです

恐れ入ります 感嘆の声を上げてしまいました

 

江戸時代では、

着物は捨てません

新しい着物を買うなどは、金持ちしか出来ません

皆、古着を買って、
更にそれを何度も仕立て直して着たものです

最後には、雑巾にし、

果ては、燃料として使い、その灰は、

肥料として使う、物を大切にする徹底ぶりでした

 

着物の場合は、糸を外せば、長方形の形で残り

どんなものにも変化させることが出来るのです

日本人の知恵だったのです

 

その様な事が、正に目の前に現れたのです

とらんくすや。親父 吃驚仰天でございます

 

江戸時代 紙も捨てるような事はありません

原料が、楮(こうぞ)や、三椏(みつまた)を利用した為

この和紙は本当に丈夫で、
何度も漉(す)き直して使ったのです

 

ですので、紙屑拾いという 職業があったのです

漉(す)き直したものは、
和紙の着物などにもされたようです

結構 強いようですぞ

 

浅草にも あったようです

「浅草紙」 一度捨てた紙を漉き直したものです

 

「浅草紙」の業者は、

紙を漉(す)き直したものを乾かしている間・・・

近くの「吉原」へお出かけです

何もせず、ぶらぶら 乾くのを待つのです

ここから、「冷やかす」と言う言葉が
生まれたとか?・・・

 

リサイクル 重要な言葉です

無駄をしてはなりませぬ

 

是非 とらんくすや。藩津(ぱんつ)も、

巾着などへリサイクルを願います

何故? 当然でしょう 

金 を包んでいたものでございますから?

とらんくすや。親父  

落ちが、滑りましたかな・・・トホホ