着物と藩津(ぱんつ)のリサイクル? | ~浅草『とらんくすや。』の浅草徒然日記~

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『とらんくすや。』の親父の毎日を日記に更新していますので、皆様の浅草観光のお役に立てれば是幸いです
今回 ペタ いいね!が受け付けられない事態になりました
お客様の接客を最重要視していかねばなりません
何卒、ご了解の程お願い申し上げます

着物と藩津(ぱんつ)のリサイクル?


我が とらんくすや。 の斜め前には

たんす屋 さん が有ります

着物のリサイクル店でございます


外国の方も、多く買い物されています

繁盛していますよ


さて、江戸時代には、着物はどの様にして

売っていたのでしょうか?


吃驚 売っていなかったのです

え~ 本当 ?


呉服屋さんは、
反物しか売っていなかったのです

反物を買い、
そして仕立てに出すわけです


着物の形になったものは、

古着屋と決まっていた訳です


江戸時代には、新品の着物は、

大金持ちしか持つ事が出来なかったのです


庶民は、全て古着屋で買い求めるのです

自分自身が使わなくなると

又、古着屋に売るわけです


この古着の着物、実は便利なのです

形が同じで、ベースとして、

長方形パターンの組み合わせです


現在の様な、洋服に見られるように

立体的にする為に、

パターンを、カーブさせると言うような事は

殆ど有りません


旨く、糸をさ~と抜くだけで、

生まれ変わっていくのです


非常に合理的になっているのですよ

江戸時代の人は
合理的、かつ、科学的なのです


ですので、
子供の服にも、古くなれば座布団にも

変化するのです

劣化すると、雑巾にしたり、
小物入れにしたり、

今で言うパッチワークで、
新しい着物の布にしたり

最後の最後まで、活用するのです


最終的には、
燃料となって消えていくのです


無駄は、一つもありません

捨てる その様な 

動作は無礼ものとされてしまいます


まだまだ ですぞ

おっとっと・・・

残った灰は、肥料として使うのです


我が、とらんくすや。 藩津(ぱんつ)

捨てないでくださいね


お客様が言われます

とらんくすや。 さんの 藩津(ぱんつ)は、

和柄で、柄が気に入って捨てられないよ」

と、お聞きします


ジーンズに、ポイント的に、切り貼りで

和柄ジーンズの出来上がり

小物入れを作る

雑巾にし、
周りを綺麗にし、心も洗われる


最後の最後まで

宜しくお願い申し上げ候

とらんくすや。親父 藩津(ぱんつ)の

リサイクル小噺(こばなし)でございました