江戸っ子は、湯屋が好き 根拠は? | ~浅草『とらんくすや。』の浅草徒然日記~

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今回 ペタ いいね!が受け付けられない事態になりました
お客様の接客を最重要視していかねばなりません
何卒、ご了解の程お願い申し上げます

江戸っ子は、湯屋が好き 根拠は?


一番は、地形に起因するところが
大きいと言えます

昔は、今の様にビルが立ち並ぶ
状況ではないのです

平地で、平屋でございます

また、多くの作物を収穫する為

そうです 田畑なのでございます

風が強く

しかも、柔らかい土の為、
土埃(つちぼこり)だらけです

風が強い時には、
布で口を塞(ふさ)がなければ

大変な事になります

討ち水も、
京、大坂のように綺麗な水ではありません

どぶ水なのです
なので、乾けば土埃(つちぼこり)となります



どうして?

と現在の人はお思いでしょうが?

そうです、現在の様に、

アスファルトの整備された道路じゃありませんよ

砂利道、及び柔らかい砂道だったのです


やっと お判り頂けましたか


そうです、銭湯が必要なのです

男も女も、銭湯で土埃(つちぼこり)を

落とさなければならなかったのです


しかもこのお江戸は、

埋め立てられて作られた町です

井戸を掘っても塩水しか出ません

飲み水の確保の為、上水道網を作ったのです

徳川家康様でございます


水は大事にしなければ

個人でお風呂、とんでもありません

武士も、町人も、江戸庶民
銭湯でございます

金持ちも、同じ風呂に入るのです


貧富の差、身分の差 関係ありません

色んなお話が出来たのではないでしょう

楽しいですぞ!

井戸端会議ならぬ 湯屋会議でございますな


もう一つ素晴らしい事があります

風の強い火は、
湯屋(風呂屋)御休みでございます


WHY?


火事に備えてです

江戸は、火事が多かったのです

火を消すための水として確保していたのです


更にもう一つ


町の塵(ごみ)などを燃やしたのです

塵(ごみ)を燃料とする為、
町が綺麗になったのです

決して、無駄にはしません


江戸っ子は、銭湯好き

必然的にその様になったのです


そこには、科学的根拠があったのです

頭が下がる とらんくすや。親父でございます