モノづくり編集家トランク中西です。
さて、夏真っ盛りとなるといつもテーマになるのでちょっと考えてみているんですが、「合宿」
私が企画編集を担当する、一休みの学校では、合宿を学生向けにはやらないんですか?と聞かれることもあります。
いままで真近で子供達の教育実践をされている方々を知る中、学生向けや子供向けは、ある程度分別のある大人以上に責任があることですので、安易な取り組みは避け、社会人のためのプログラムに特化しています。
しかし、大阪で開催されたあるビジネスコミュニティの集まりに、高校生の息子さんと親子で参加される方がいらっしゃいまして、久しぶりに"生高校生"の話を聞くことができました。
その彼は、お話を聞いているだけでも非常に有望。
モノづくりの精密なことにも興味ある。しかも、それだけに留まらない何かを持っている。
ただ、自分の興味を的確に表現し実践する言語やガイドラインが見つからない感じ。
会社の新規事業開発などでオープンイノベーションって今、注目されていますが、この世代にもオープンイノベーションなモードで、自ら動ける言語やガイドラインを手に入れ、どんな土壌の上に何をするのか?ファシリテートが必要だと感じます。
もちろんこれは高校生に限らず 社会人になっても同じこと。
学生向けと区別することなく、自分の中をオープンイノベーションし、言語とガイドラインを手に入れる方法は開発される必要があると思いました。
そして、会社が掲げている掛け声とは裏腹に、中小企業や大手企業であっても現場レベルでは、そうしたことがままならないことがまだまだ続いているようです。
昨日、名古屋でヒーリング系セッション等を提供する女性が多く集まるコミュのワークショップに参加したんですが、そこに参加していた私と同世代の男性参加者は、通信関係のサラリーマンで勤続数十年。
大手会社でも本質的に無くならないパワハラ等が人を育てるという名の元に行われるその様をお聞きしました。優秀な若手が潰されていくそのやり方、もうそろそろ終りにしようよって仰っておられました。
自然界の事象等から自分自身の心理的葛藤に気づくワークに参加されるような方ですから、ご自身は、その職場でできること全うしようと心に決めておられる。勇気づけられましたね。
ちゃんと、どんな現場にも道端のお地蔵さんのような「仏さま」いるんだなぁと。
あっ、合宿に話を戻します。
やっぱりモノづくり編集家として関わる合宿の在り方として、道端の「お地蔵さん」の役割を果たす場の機能を基礎に持ちつつも、
新規事業開発の為のアイデアブレストは当然ながら必要。合宿中に集中討議し、その場でアクションが基本の3日間ぐらいでサービス開始の予告WEBサイトつくっちゃうような感じまでやっちゃうやつ。
そんなカタチがいいなと思っているんですが、
『なぜこの事業を起こすのか?』という部分がスタートアップの核になり、そこに薄皮を重ねるように、数多くのアイデア、プロトタイプ立上げ、資金の集まりの結果がソーシャルでの価値増大という出口にできるので、日々の事象からストーリーを紡ぐクリエイティブを入れたいです。
それが良質を担保するため、自分自身の生き方と働き方を決める一歩としても必要だとおもいます。