ども、らっぱ小僧です。
GWはじまりましたね~。皆様いかがお過ごしでしょうか?私はと言いますと休みは暦通りなので、そこそこ休めそうです。しかし、休み初日にふと思う。はじまったものには必ず終わりが来る。この休みだってきっとグダグダしながらあっという間に終わってしまうんだろうなぁ...と。そんな諸行無常を感じてしまったらもう既に憂鬱ですよ。しかし、われながらひどいな。連休の頭で既に憂鬱なんて。
深夜のしょうもない一人遊び
はいはい、というわけで憂鬱に浸っていてもしょうがないので、本日は思いっきりしょーもないバカ話、行ってみたいと思います。
連休初日の夜、やるべきこを片付けるわけでもなく、この連休を充実させるための計画を立てるわけでもなく、いろんなことに背を向けて、X(旧Twitter)のタイムラインをただただスクロールしていました。するとあるハッシュタグが目に飛び込んできたのです。そのタグとは...「#いいからケツ見せろ」!
ヲイ!勿体ぶっといて結局下ネタかよ!って思った方、すみません!でもあまりにパンチのあるハッシュタグに思わず、いろんなツイートを読み漁ってしまいました。そこですぐ気がついたのですが、このハッシュタグ、単純なエロネタのみではないんですね。例えばかわいい動物のケツ(というより「お尻」ですね)、あるいはバイクとか車とか乗り物系のマシンの「ケツ」などなど、そこでは「ケツ」に絡めた大喜利が展開されていたのでした。
わたし、この「ケツ大喜利」を見ながら思ったんです。「あれ...これLPやCDのジャケでもイケるぞ!」と。そう思い立ったら、気づけばサブスクや自分の部屋のコレクションを漁っていました。そして、これぞ!と思うケツのジャケを見つけては音源付きでツイートするという遊びに興じることになったのです。深夜に。一人で。
いや~我ながらしょうもないなと思うんですが(笑)。しかしながら「ケツ」というキーワードで音楽を探してみると、意外にバリエーションがあって面白い。しかもね、結構語り甲斐がある!そこで今夜は私が選んだケツジャケのアルバムをご紹介したいと思います。
FUNKとケツとUKと
FUNKはケツが命!だって腰振って踊るための音楽なんだから。それはアメリカ生まれたファンクがヨーロッパに伝わっても変わりません。というわけで一発目はイギリスのファンクバンド、アヴェレージ・ホワイト・バンド(AWB)をご紹介。
まずは、イギリスのソウル・ミュージックの歴史を簡単に振り返っておきましょう。第2次大戦終ケツ後、世界はアメリカ文化に席巻されていくわけですが、中でもアメリカの黒人音楽を一番熱心に受容したのがイギリスでした。これについてはビートルズを生んだブリティッシュ・ロックが有名ですね。しかし一方でイギリスにおけるソウル・ミュージックもまたアツいものがあります。UKソウルは本場アメリカへの憧憬から出発したものの、アシッドジャズやレアグルーヴのムーブメントを生み出だすなど独自の道を歩んで今に至ります
今回紹介するAWBも、そんなイギリスのソウルの文脈から生まれたバンドです。まず「平均的な白人のバンド」っていう斜に構えたバンド名が良いじゃないですか!実にFUNKしてます!。しかしながら、ジャケの中でオサレなデザインに落とし込まれた女性のケツはいかにもUKだなと。
中南米はケツらしいですね
人類が誕生して数百万年。我々オスはあるテーマについて結論の出ない議論を延々と続けてきました。つまりそれは「お尻か、胸か」というやつです...何言ってんだ。ともあれ何が言いたいかと言うと、中南米ではセックスアピールとしてお尻がより重要みたいですね、って話がしたかっただけです。
せっかくならサンバとブラジリアンビキニのコンボでいこうか、とも思ったんですが魅力的なジャケにそそられてモンゴ・サンタマリアのラテン・ジャズにしました。だって、このジャケのポーズ、良くないっすか?白いぱっつんぱっつんのパンツにどうしても目が行くんだけど、トータルの印象では健康的でいやらしさは抑えめ。実にいいバランスですね。音楽の中身としては、有名なスタンダードナンバーのラテンアレンジがとてもいい!万人にお勧めできる楽しいアルバムです。
女のケツばっか追っかけてんじゃねーよ!
......コイツ、最後オチつけようとしたな?と思われた方、ち、違うんです!「おもしろいやろ~ドヤっ!」てつもりはないんです!だってホラ!選曲に幅が出るのがこの企画の面白いところですし!最後にプログレもいいかなって...ただし、最後に持ってきた方が「すわり」がいいかなって思ったのは事実です。ケツだけに。
さて、中身の話をしましょう。プログレッシヴ・ロックの草分けピンク・フロイドの記念碑的名盤ですね。表題曲の「原子心母(Atom Heart Mother)」はなんと23分もある大作!歌なしのインストゥルメンタルで、バンドに加えてコーラスあり、ブラスあり、生活音などのSEまで駆使して作られており、広い意味での現代音楽と言っていいでしょう。現代音楽なんて言うととっつきにくさを感じるかもしれませんが、5つのパートに分かれていてなんとなくストーリーを追いかけることもできるし、メインのモチーフもあるので迷子にはならずに済むかなと思います。それぞれの楽器やモチーフが何を表しているか、イマジネーションを働かせてみるのも良いかもしれません。最後に牛の尻でも眺めて、心に芽生えたエロい気持ちを浄化してください(笑)
紹介したアルバム