周りから見て明らかなブラック部活じゃなくても
部活辞めたい人間からすると、その部活はブラック部活なんですよね。
悩ねこの部活もブラック寄りのグレー部活だったと思う。
休みはないし、指導者からの暴言はあるし、
その割に成果の出ない部活だったから。
- 指導者とソリが合わない
- 休みなく練習があるので遊べない
- 勉強と両立ができない
- 人間関係がうまくいかない
- 練習しても練習しても上手くなれない
そんなブラック寄りのグレー部活だったので、
思い出せる範囲だけど、こんな理由で辞めたいなーと
3か月に1度は悩んでいたと思う。
悩みが解決→よーし、部活頑張ろう→別の理由で悩む
→悩みが解決→よーし、部活・・・のループ(笑)
大人になっても楽器を続けているので
「部活辞めたいって思ったことないでしょ」
な~んて言われますが、そんなことはありません。
親から「自分でやりたい、と決めたことなら最後までやり切りなさい」
と言われて何とか何とか続けられた高校時代。
今は部活があまりに辛いなら、一般の吹奏楽団に入団して、
そこで楽器を続ければいい!なんて発想ができますが・・・
高校生のときは思いつきもしなかった。
周りの人からもそういうアドバイスはなかったし。
3年続けた身からすると、部活やっていて良かった!
と思えることも多いけれど、やっぱり続けるのって大変なんだよね。
部活辞めたい問題、悩ねこが関わっている部活でも度々ぶつかります。
悩ねこは顧問ではなく、あくまで外部の人間ですが、
顧問があまり部活に介入してこないという実情もあり
運営面でも色々と部員と関わる機会が多い。
(楽しいし、どちらかといえば好きなことなので苦にはならないけれど。)
なので、部活を辞めたくなった部員と話をする機会も多いのです。
部員が辞めたいと言ってきたら
どう対応するのがいいのか?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170108/01/trumpet-tromba-trompete/e2/ea/j/o0640042713840421247.jpg?caw=800)
「人が少ないバンドだから、あなたに辞められたら困る」
という説得をする人、多いんじゃないでしょうか。
確かに人数が少ない部活の場合、一人が退部するのって
部活全体にも大きな影響があります。
その気持ち、わからなくもないけど・・・
そのパートがいなくなるのが困るのであって、
その部員がいなくなることにはあまり困ってないような・・・
実際、以前部活を辞めたいと言っていた
部員(Aさん)からこんなことを言われました。
部長や副部長、顧問、みんな揃って
Aさんがいなくなるとパートで一人しかいないから
パートがなくなって困るって言われたけど
それって自分に残って欲しいんじゃなくて
そのパートが必要なだけじゃないですか。
Aさんは部活を辞めるつもりで顧問に話をしにいったら、
引き止められて↑のように言われたそうです。
そして同級生からも同じような話をされて、
ますます部活を辞める心が固まった・・・と。
一緒に音楽をしてきたので、辞めるにしてもAさんとは
一度話をしたいと思い、Aさんを時間を作ったときに
そんな話を聞かせてくれました。
多分引き止めの言葉は部長や顧問が
たくさんかけているだろうし、
個人的には引き止めの言葉が嫌いなので(;・∀・)
Aさんの話を聞いて、思っていることや考えを知ろうと思い
ただただ聞き役に徹しました。
15分くらいのつもりが気が付けば
2時間以上話をしていてお互いにビックリ(笑)
色々話を聞いていくうちに
音楽は嫌いじゃないし、中学でも3年続けてきたから
部活の環境が変わるなら続けたい、という気持ちが話の中から
出てきたので最終的には部活を続ける、ということで落ち着きました。
よくよく話をきくと、練習予定や練習メニューの内容など、
色々と意見を出すものの三役からは「そうだね~」と流されてしまい、
意見を出してほしいという割に、いざ意見を出すと却下されてばかりで
嫌になってしまい段々と部活に行きたくなくなってしまったそうです。
うーーーん、会社でもよくある光景。
良かれと思って意見を出して、何度も却下されると心も折れますよね。
Aさんには練習や部活をよくしたいという意見なら大歓迎だから、
三役に言ってもダメなら顧問や悩ねこに直接意見を言いに来てもらって
全然OKだからね、と伝えました。
悩ねこ自身、週1~2日程度しか部活に行く時間がとれず
日々の練習をみる時間に追われてしまい、
あまり部員とじっくり話す時間がとれてない現状のため
今回のことも部員とのコミュニケーション不足が原因だなーと
非常に反省をしました。
部活ノートを取り入れている学校も多いそうようですが
自分の行く頻度を考えると、ちょっと現実的じゃないんだよね・・・。
部員とのコミュニケーションは意識してとるようにしていますが、
どうしても部活自体に来ない部員とは関わる機会すらない状況なので、
かなり深刻な問題なんですが、いまだ解決策は見いだせず。
まだまだ試行錯誤していく必要がある部分です。
一番ベストなのは続けたいと思える部活にすることだと思います・・・が(;'∀')
現実問題、そんな素敵な部活ばかりではないと思うので、
今回テーマにした「部員が辞めたいと言ってきたときの対応」について
個人的に思うことをまとめていきますー!
辞めたい、という話を聞いたときに悩ねこがとるアクションは2つだけです。
- 話を聞く
- その上での提案
兎にも角にも、まずは話を聞くこと。
これに尽きます。
相手の考えや思っていることを知る。
意外に難しいんですけどね・・・
ついつい「自分のときは~」とか「いやいや頑張れば大丈夫」とか
自分の意見を言ってしまいがちだけど、
全て押し殺して話を聞くことに全力投球します。
そして話を聞いた上で、自分の提案を伝える。
あくまで提案なので、押し付けにならないように気を付けています。
「続けようよ」とか「辞められると困る」とかそういった事は言いません。
こうしたらどうだろう?という切り口で話をする。
自分が何度も何度も何度も何度も・・・endless
辞めたいという気持ちを経験してきた中で分かったことですが
人から決められたことって、どこかで納得できていない。
なので何か別の理由を探して、また辞めようという気持ちになる。
自分で考えて考え抜いて出した答えだからこそ
最後までやり切ろうという気持ちになると思うんです。
というわけで、悩ねこは引き止めはしません。
提案はするけど、その上で答えを出すのは部員本人の意思。
本人が悩んで悩んで出した答えならば、辞めるという答えも
全然ありだと思っています。
社会に出ても、同じ悩みって続くんですよね。
会社組織と部活動って似ているので。
今部活に関わるようになって、つくづく学校生活って
社会の縮図に近いものがあるなーと、そう感じています。
∧ ∧
ミ~-~ミ
ζ ζ_)ヽ 悩めるねこ
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