こんばんは。
ブログ更新の間が空いてしまってもなお次の原稿は完成せず(執筆ペースは落ちていないのですが、現在描いているところの密度が高いからだと思います)。
その上、読み物「ヨシノのいた時代」を書き下ろすにはくたびれてしまっています。
なので、今回は拙作に関連しつつも、普通の日記に近いブログ記事とさせて頂きました(お粗末…)。
表題のとおり、先日「遊就館」に行ってきました。
ご存知の方も多いと思いますが、東京は九段下にある靖国神社に併設された博物館です(靖国神社にもお参りしております)。
戦争に関する展示が行われていまして、特に近現代の展示物が充実しています。
伺った理由はいくつかありますが、一つは拙作の登場人物の気持ちを今一度想像したいからでした。
この記事ではその意味は割愛しますけど、これから描くために得るものはあったように思います。
遊就館は一部だけ撮影が可能なエリアがありますので、写真も交えながら日記を綴っていきます。
撮影が可能なのは「大展示室」でして、このような航空機や戦車が展示してあります。
(艦上爆撃機 彗星)
(九七式中戦車チハ)
僕も男の子ですので(笑)、メカの類は好きです。
これらを見学・撮影するのに結構時間をかけてしまいました。
その一方で、今回の訪問でより重点的に見ておきたいと思った展示はこちらでした。
今、原稿は地上戦の場面を描いているところですので・・・
兵士が身につけていた品々です。
それも、かなり皮膚に近いところに用いていた物です。
今は腐りも燃えもしなかった部分だけが残されていますが、それぞれ「生きていた人」が使用していたということ、これを認識し、当時を想像によって感じることはできないだろうか?
手前味噌ですが、拙作を作るにあたってもご覧くださった方が想像によって表現していないところを感じて頂けるようにしたいと思っています。
それはとても難しい課題ではありますが・・・
さて、「想像」というフレーズを挙げたところで、現在やっている遊就館の特別展示「南の島に眠る戦友へ」を話題にしたいと思います。
グアム島での戦いを兵士として体験された小林喜一氏による絵の展示です。
戦場に派遣され、武器もない状態で突撃を行い、戦死は免れたもののジャングルの中で熾烈な生活を強いられ、その間も戦友が次々に殺されていくのを見送り・・・と戦争の厳しさが何枚もの絵に綴られています。
撮影可だったので結構撮らせて頂いたのですが、本記事では一枚だけ「引用」という名目でご紹介します。
写実的な絵ではないのですが、想像させる絵ではないかと思います。
日本軍の兵士は銃を持っていません。棒のような物を持って突撃しています。
小林氏は自分たちは銃も支給されていない「無銃隊」だと記しています。
そして容赦ない出来事を、どことなく淡々と記したキャプション・・・
行間に何か思いが込められているような気がするのです。
「玉砕だ!!」
この言い切った感じの一語に何を感じますでしょうか?
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