リアリティが正解だとは限らないのかな? | トリュフ・ラボ-アクマで4コマ-

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イラスト描き、マンガ描きが趣味のトリュフのブログ。

 こんばんは、今日の記事は当初は例によってツーリング記事の予定でした。
 10月18日に「陸上自衛隊広報センター」という施設に行ったんです。
 練馬区大泉にありますが、陸上自衛隊朝霞駐屯地の中にありますし、最寄り駅は「和光駅」だったりと、埼玉県と東京都の境界線の間近にあります。

 「陸上自衛隊広報センター」はまさに名前のとおり、陸上自衛隊の公報・・・つまり活動の紹介や装備品の展示を行っています。
 先日、集団的自衛権を容認する旨を中心とした安保法案が(強行)可決されましたが、それによる変化は見受けられませんでした。


 ブログ記事では、この施設の紹介をメインに考えてたのですが、ミスって撮影した写真の半分くらいを削除してしまったんです
 ・・・となると、ちょっと素材不足です。

 そこで、記事の趣旨を変えました。
 創作ブログにふさわしい内容にします!

 でも、まずは展示してあった戦車のご紹介です。

10式戦車

 こちらは最新鋭の10式戦車です。
 驚異の運動性とネットワークシステムを駆使した連携プレーが売りです。



97式高射機関砲

 こちらはガンタンクの試作品です・・・じゃなくて87式高射機関砲といいます。
 厳密には戦車ではありません。
 自走対空機関砲です。



 ところで、こうやって戦車の実物を見たのは初めてだったんですよ。
 今まで僕は戦車のイラストを描いたこともあります。
 その際の戦車の大きさは写真などを参考にして描いてますので、それほど大きくズレてはいないつもりだったのですが、「実物より随分大きなイメージ」を持ってたんだなあと感じました。
 (つまり、実物も大きいとは思うのですが圧倒されるッて感じじゃなかったってことです。
 停止している「自衛隊」の戦車だから・・・ということも理由かもしれません)


リバース

 このイラストは当ブログでも度々アップしています。
 人物と戦車の大きさの対比は大きく間違っていないと思いますが、実物の戦車からは、このそそり立つような威容は感じませんでした。


ボロディン小隊1

ボロディン小隊2

 こちらは、才谷屋龍一さん(ガールズ&パンツァーのコミカライズで活躍中!)の同人誌のオマケのイラストカードのために描かせて頂いたものです。
 これは、戦車をやや大きく描いてしまったように思います。

 ・・・と、このように反省っぽく振り返ってみましたが、
 実は「これでいいのだ」とも思っているんです。

 戦車は街の破壊や人殺しにも使える機械です。
 また、第二次世界大戦時に一般市民が味わった戦車への恐怖、戦車への無力感を想像すると「むしろ大きくて異様」に見えたんじゃないかな?とも考えています。
 
そのような恐怖や悲壮を表すためにはリアリティが正解だとは限らないのかな?とも考えました。

 こちらの記事でも触れましたが、現代人の感覚と描きたい背景に居る人の感覚はたぶん違います。
 もちろん自分は現代人の感覚でしか物を感じられません。
 他の時代や場所の人の気持ちは想像するしかないのです。
 その想像が突飛なものにならないために実物を知っておくのは効果的だと思います。


★記事のラストにとっておきリンク・1
 
当ブログの過去記事で「戦車の蹂躙攻撃の恐ろしさ」について書きました。
 →こちらの記事の後半です

★とっておきリンク・2
 先述の才谷屋龍一さんの同人誌の応援のためにホームページを作ったことがあります。
 このホームページには作中で登場する戦車の紹介や戦史の解説などがあります。
 (このコーナーの一部の絵は僕が描いてます。すぐにわかると思います(笑)。
 また文章は才谷屋さんの監修のもと全て僕が執筆しました)

 僕としては才谷屋さんの作品の応援を第一にしつつも、戦車は人殺しの道具であり、ただしそれは使う人次第でもあり、前提として戦争は反対・・・という意図を込めました。
 →こちらです(アメブロ外のサイトに飛びます)



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