今回はイラストをアップします。
このイラストを作るのは僕にとってはチャレンジングでエキサイティングな作業になりました。
というのも、久しぶりに拙作以外のキャラクターを描いたからです。
前振りはほどほどにしまして、まずはご覧くださいませ。
タナカソルトさんの作品「放課後バトル倶楽部」より主人公のトール君とハルマ君を描かせていただきました。
「放課後バトル倶楽部」では明確に描かれていませんが、トール君とハルマ君はお互いに欠けているところを補い合う「バディ」の関係だとイメージしました。
フィクションに限りますけど「バディな関係」は好きですよ。
特に「ヒロイン」の二人組が(笑)。手前味噌で恐縮ですが拙作のカナエとムジャ子もバディになりつつあると思います。
友情以上で恋愛とは違う何か・・・という関係。そして、そこはかとなく「いけない方向」に転んでしまいそうな雰囲気を漂わせているのも嫌いじゃありません(笑)
大人の男のバディは、ちょっとキザな感じが苦手です。たぶんこれは自分の男としてのコンプレックスの表れなんでしょう(^^;)
実在の人物では(でも伝説みたいなものですけど)本田宗一郎と藤沢武夫の関係が、いいなと思ってます。かつて僕は、自分にとって藤沢武夫になってくれる人が現れないかと憧れていたこともあります。
(本田宗一郎は技術者としてホンダを立ち上げた有名人ですが、経営で会社を支えた人物が藤沢武夫です。藤沢武夫なくしてホンダの成功はなかっただろうと言われます)
おおっと、脇道にそれまくった・・・。
タナカソルトさんには、キャラクターをお借りすることをご承諾いただきありがとうございました。
このイラストはタナカソルトさんに進呈いたしますので、ぜひ貰っていって下さい。
さて、僕が他の人の作品のキャラクターを描く時に心がけたいと思ってるのは、原作やキャラクターデザインへのリスペクトを忘れないこと。
そして、きちんとそのキャラクターに見えるように描くことです。
それもさておき、自分が「カナエとムジャ子」以外のキャラクターを描いたらどうなるか?も興味がありました。
自分の絵の個性はあるとは思ってるのですが「うす~い」と感じてます。
カナエもムジャ子もデザイン的なアクセントがあるから「トリュフのキャラ」だと認知してもらえると思ってます。
では、カナエとムジャ子以外のキャラを描かせたら・・・?
今回のイラストですが、タナカソルトさんのキャラクターに見えるかどうか?・・・は、ご覧下さった方のご判断に委ねたいと思います。
そして、トリュフの絵柄になってるか?・・・どうでしょうか?
ほのかに自分の絵柄だなあと感じていますが、こういうのって描いた本人にはわからないところもあるみたいです。
皆さんのご意見をお聞きしたいところです。
ところで、今回もメイキングを用意しています。
ご興味がありましたら御覧ください。「12人展」の作業とはかなり異なってます。
(1)下描き?
下描きとはとても言い切れないラフなのですが、この状態からいきなり本番のペン入れをしてしまいます。
(2)ペン入れをしました。
ペン入れは絵の歪みを軽減するために左右反転表示させて行うことが多いです。
そして「右手」を描きたい時も左右反転させれば、自分の「左手」を観察しながら描くことができます。
デジタルってずるいね(笑)
(3)基本的な彩色をします。
線画は途切れないようにペン入れしてますので、範囲選択を多用して色を流し込みます。ハイライトは別のレイヤーに描いています。
(4)効果を追加します。
「12人展」のイラストのようにストイックに厚塗りをしてたのとは対照的(?)に「ぼかし」や「加算合成」を積極的に使います。
デジタルってずるいね(笑)
(5)完成!
・・・と言いたかったのですが、こちらは「バランスがおかしなところ」が気になったので、このあと修正が入りました。
そして、完成したのがこの記事の最初に紹介したものになります。
以上です。
今回もお付き合い下さいましてありがとうございました。
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